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	<title>晴れた日はいいもんだ</title>
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	<description>Weblog by Kensuke Hoshitani</description>
	<pubDate>Sun, 12 Oct 2008 18:21:40 +0000</pubDate>
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		<title>ブログを一本化します。</title>
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		<pubDate>Sun, 12 Oct 2008 18:17:57 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Kensuke Hoshitani</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[このブログについて]]></category>

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		<description><![CDATA[				Festina lenteでは占星術や霊性の話題を中心に書き、このブログはそれ以外の話題を書くというように、
				２つのブログにエントリを分けて書いてきましたが、エントリを２つのブログに分けて書きたいという欲求がなくなってしまったので、
				以後は、Festina lenteにブログを一本化し、このブログの更新は中止します。このブログのこれまでのエントリはFestina lenteに移しました。
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				<p><a href="/festinalente">Festina lente</a>では占星術や霊性の話題を中心に書き、このブログはそれ以外の話題を書くというように、
				２つのブログにエントリを分けて書いてきましたが、エントリを２つのブログに分けて書きたいという欲求がなくなってしまったので、
				以後は、<a href="/festinalente">Festina lente</a>にブログを一本化し、このブログの更新は中止します。このブログのこれまでのエントリは<a href="/festinalente">Festina lente</a>に移しました。</p>
]]></content:encoded>
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		<item>
		<title>希望と抑うつ症状の軽減</title>
		<link>http://www.hoshitani.com/blog/2008/08/17/higher-hope-and-lower-depression/</link>
		<comments>http://www.hoshitani.com/blog/2008/08/17/higher-hope-and-lower-depression/#comments</comments>
		<pubDate>Sun, 17 Aug 2008 03:54:45 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Kensuke Hoshitani</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[科学]]></category>

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		<description><![CDATA[				You&#8217;ve got to have hope: studies show &#8216;hope therapy&#8217; fights depression
				
				オハイオ州立大学のJennifer Cheavensらが、American Psychological
				Associationの大会で発表した研内容究です。
				
				発表のポイントは次の２つです。
				
				
				 「希望」は抑うつ症状を軽減させる効果がある。
				 人は、「希望療法(Hope therapy)」を受けることによって、より希望をもつことを学ぶことができる。
				
				
				
				
				希望が抑うつ症状を低く保つということは、一見当たり前のことと思えるかも
				しれませんが、そのことを実験によってきちんと実証したということと、なに
				より、彼女らが使った「希望」の定義が面白いと思いました。
				
				この研究では、「希望」には２つの要素があるとしています。
				
				
				欲するものを獲得するための地図あるいは経路
				その経路を辿ろうとするモチベーションと強さ
				
				
				つまり、人生において欲するものを獲得する方法を知っており、且つ、それを
				実現させようとする願望をもっているときに、「希望」をもっていると、定義
				したわけです。
				
				希望とは、何かいいことが起こることを期待するという楽観主義とは異なるも
				のであり、達成したい目標と、その目標を達成するための計画・願望をもって
				いる状態であると定義づけたところが、この研究の重要なポイントです。
				
				彼女らの実験では、黄斑変性あるいは他の疾患により視力が弱まっている患者
				97名（多くが60歳以上）と、その看護者に対して、アンケート方式により彼ら
				の希望と抑うつ症状を調べました。
				
				調査の結果、まず、患者自身が抑うつ症状をもっているとき、その看護者が抑
				うつ状態になりやすいという一般的傾向があるということが分かりました。こ
				れは、当然の結果でしょう。
				
				しかし、たとえ患者が抑うつ症状を示していたとても、より「希望」に満ちた
				看護者は、抑うつ状態が軽減されることが分かりました。また、「希望」に
				満ちた看護者は、より人生に満足し、重圧感／重荷感(sense of burden)も少な
				いことも分かりました。
				
				さらに、Cheavensらは、「希望療法(Hope therapy)」と呼ぶ、トレーナーが導
				くグループセッションによって、人は、希望をもつことを学ぶことができる可
				能性も示しています。
				
				一見当たり前と思えることをきちんと実証するための実験計画をたてることは
				難しいことなので、この結果を示せたことは素晴らしいと思いますし、
				希望とは、何かいいこと起こりそうという単なる楽観主義とは違うものであり、
				希望をより具体的な積極的態度として捉えているところが気に入りました。
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				<p><a href="http://www.eurekalert.org/pub_releases/2008-08/osu-ygt081308.php" title="You've got to have hope: studies show 'hope therapy' fights depression">You&#8217;ve got to have hope: studies show &#8216;hope therapy&#8217; fights depression</a></p>
				
				<p>オハイオ州立大学のJennifer Cheavensらが、American Psychological
				Associationの大会で発表した研内容究です。</p>
				
				<p>発表のポイントは次の２つです。</p>
				
				<ul>
				<li> 「希望」は抑うつ症状を軽減させる効果がある。</li>
				<li> 人は、「希望療法(Hope therapy)」を受けることによって、より希望をもつことを学ぶことができる。</li>
				</ul>
				
				<p><span id="more-112"></span></p>
				
				<p>希望が抑うつ症状を低く保つということは、一見当たり前のことと思えるかも
				しれませんが、そのことを実験によってきちんと実証したということと、なに
				より、彼女らが使った「希望」の定義が面白いと思いました。</p>
				
				<p>この研究では、「希望」には２つの要素があるとしています。</p>
				
				<ul>
				<li>欲するものを獲得するための地図あるいは経路</li>
				<li>その経路を辿ろうとするモチベーションと強さ</li>
				</ul>
				
				<p>つまり、人生において欲するものを獲得する方法を知っており、且つ、それを
				実現させようとする願望をもっているときに、「希望」をもっていると、定義
				したわけです。</p>
				
				<p>希望とは、何かいいことが起こることを期待するという楽観主義とは異なるも
				のであり、達成したい目標と、その目標を達成するための計画・願望をもって
				いる状態であると定義づけたところが、この研究の重要なポイントです。</p>
				
				<p>彼女らの実験では、黄斑変性あるいは他の疾患により視力が弱まっている患者
				97名（多くが60歳以上）と、その看護者に対して、アンケート方式により彼ら
				の希望と抑うつ症状を調べました。</p>
				
				<p>調査の結果、まず、患者自身が抑うつ症状をもっているとき、その看護者が抑
				うつ状態になりやすいという一般的傾向があるということが分かりました。こ
				れは、当然の結果でしょう。</p>
				
				<p>しかし、たとえ患者が抑うつ症状を示していたとても、より「希望」に満ちた
				看護者は、抑うつ状態が軽減されることが分かりました。また、「希望」に
				満ちた看護者は、より人生に満足し、重圧感／重荷感(sense of burden)も少な
				いことも分かりました。</p>
				
				<p>さらに、Cheavensらは、「希望療法(Hope therapy)」と呼ぶ、トレーナーが導
				くグループセッションによって、人は、希望をもつことを学ぶことができる可
				能性も示しています。</p>
				
				<p>一見当たり前と思えることをきちんと実証するための実験計画をたてることは
				難しいことなので、この結果を示せたことは素晴らしいと思いますし、
				希望とは、何かいいこと起こりそうという単なる楽観主義とは違うものであり、
				希望をより具体的な積極的態度として捉えているところが気に入りました。</p>
]]></content:encoded>
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		<item>
		<title>オンとオフの切り替え</title>
		<link>http://www.hoshitani.com/blog/2008/08/07/on-off/</link>
		<comments>http://www.hoshitani.com/blog/2008/08/07/on-off/#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 06 Aug 2008 16:19:20 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Kensuke Hoshitani</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[仕事]]></category>

		<category><![CDATA[日常]]></category>

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		<description><![CDATA[				3分で人を見抜くで、
				佐原光氏へのインタビューが掲載されているんですが、そのインタビューのなかで、
				佐原氏がプライベートでホッケーをしているということに絡めて、オンとオフの切り替えについて答えていらっしゃるところがあって、
				そういう考え方があるのかと感銘を受けたので、書いておきたいと思います。
				
				
				
				佐原氏は、オンオフの切り替えが誰よりも上手なのではないかという質問を受けて、「それは私的にはちょっと違うと思う。
				仕事が忙しくて自分の時間がもてないということを言う人がいるけれども、私にはそういう感覚がない。仕事をしているのも自分だし、ホッケーをしているのも自分だし、どちらも自分の時間である。だから、オンとオフの切り替えといわれるとちょっと違和感がある。」と答えていらっしゃいます。
				
				仕事で多忙を極めていると、時間がなくてプライベートなことが何もできないとか、逆に、プライベートなことが立て込むと、時間がなくて仕事が進まないとか、そういった捉え方をしがちですが、佐原氏のように、どちらも自分の時間であるという見方にたつことができれば、随分と心のありようが変わると思いました。
				
				そもそも、仕事というのは、事に仕えるということであって、職業上で「事」に仕えるのも、家族や地域といった職業以外の領域で「事」に仕えるのも同じく仕事です。また、プライベートという言葉を、事に仕えるのではなく、遊んでいる時間であると限定的に捉えるにしても、それに没頭しているのは、やはり自分であって、自分という存在を感じ、表現し、楽しんでいることには、仕事もプライベートも変わりがない、そういう心のありようで生きていくことができれば、平穏な日々を送ることができるんじゃないかと、思いました。
				
				実際には、いつもいらいらしていて、そういった高い心のありようには程遠い日々を送っているわけですが、オンとかオフとか、仕事とプライベートとか、そういうことの区別にこだわらず、ただただ行っていることを行っているという、そういう心のありようにたどりつきたいものです。
				
				3分で人を見抜く野中 聖治
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				<p><a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/475691179X?ie=UTF8&amp;tag=hoshitani-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=475691179X">3分で人を見抜く</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=hoshitani-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=475691179X" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />で、
				佐原光氏へのインタビューが掲載されているんですが、そのインタビューのなかで、
				佐原氏がプライベートでホッケーをしているということに絡めて、オンとオフの切り替えについて答えていらっしゃるところがあって、
				そういう考え方があるのかと感銘を受けたので、書いておきたいと思います。</p>
				
				<p><span id="more-89"></span></p>
				
				<p>佐原氏は、オンオフの切り替えが誰よりも上手なのではないかという質問を受けて、「それは私的にはちょっと違うと思う。
				仕事が忙しくて自分の時間がもてないということを言う人がいるけれども、私にはそういう感覚がない。仕事をしているのも自分だし、ホッケーをしているのも自分だし、どちらも自分の時間である。だから、オンとオフの切り替えといわれるとちょっと違和感がある。」と答えていらっしゃいます。</p>
				
				<p>仕事で多忙を極めていると、時間がなくてプライベートなことが何もできないとか、逆に、プライベートなことが立て込むと、時間がなくて仕事が進まないとか、そういった捉え方をしがちですが、佐原氏のように、どちらも自分の時間であるという見方にたつことができれば、随分と心のありようが変わると思いました。</p>
				
				<p>そもそも、仕事というのは、事に仕えるということであって、職業上で「事」に仕えるのも、家族や地域といった職業以外の領域で「事」に仕えるのも同じく仕事です。また、プライベートという言葉を、事に仕えるのではなく、遊んでいる時間であると限定的に捉えるにしても、それに没頭しているのは、やはり自分であって、自分という存在を感じ、表現し、楽しんでいることには、仕事もプライベートも変わりがない、そういう心のありようで生きていくことができれば、平穏な日々を送ることができるんじゃないかと、思いました。</p>
				
				<p>実際には、いつもいらいらしていて、そういった高い心のありようには程遠い日々を送っているわけですが、オンとかオフとか、仕事とプライベートとか、そういうことの区別にこだわらず、ただただ行っていることを行っているという、そういう心のありようにたどりつきたいものです。</p>
				
				<p><a href="http://www.amazon.co.jp/3%E5%88%86%E3%81%A7%E4%BA%BA%E3%82%92%E8%A6%8B%E6%8A%9C%E3%81%8F-%E9%87%8E%E4%B8%AD-%E8%81%96%E6%B2%BB/dp/475691179X%3FSubscriptionId%3D0G91FPYVW6ZGWBH4Y9G2%26tag%3Dhoshitani-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D475691179X" target="_top">3分で人を見抜く</a><br />野中 聖治<br /><a href="http://www.amazon.co.jp/3%E5%88%86%E3%81%A7%E4%BA%BA%E3%82%92%E8%A6%8B%E6%8A%9C%E3%81%8F-%E9%87%8E%E4%B8%AD-%E8%81%96%E6%B2%BB/dp/475691179X%3FSubscriptionId%3D0G91FPYVW6ZGWBH4Y9G2%26tag%3Dhoshitani-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D475691179X" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51A7ulyyIML._SL160_.jpg" border="0" alt="475691179X" /></a><img src='http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=hoshitani-22&amp;l=ur2&amp;o=9' width='1' height='1' border='0' alt='' /></p>
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		</item>
		<item>
		<title>あなたがあたえる</title>
		<link>http://www.hoshitani.com/blog/2008/08/04/go-giver/</link>
		<comments>http://www.hoshitani.com/blog/2008/08/04/go-giver/#comments</comments>
		<pubDate>Sun, 03 Aug 2008 16:15:29 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Kensuke Hoshitani</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[本]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.hoshitani.com/blog/?p=79</guid>
		<description><![CDATA[				あなたがあたえる 大富豪ピンダーの夢をかなえる5つの秘密
				を読みました。
				
				「The Go-Giver: A Little Story About a Powerful Business Idea」の日本語訳です。アメリカでは、ベストセラーになったようです。
				
				ストーリーはと言うと、野心満々の若者ジョーは、高みを目指して、信託会社でガツガツ働いている。彼の信条は、攻めて(Go)、奪う(Get)こと。しかし、彼は、懸命に働けば働くほど、目標から遠ざかっているようにも感じている。ある日、ジョーが重要な契約をとることに失敗し、うちひしがれているとき、「伝説のコンサルタント」ピンダーにアドバイスをもらうように勧められる。ピンダーは、快くジョーを受け入れ、「自ら進んであたえようとする者(Go-giver」として成功を収めた5人の友人をジョーに紹介する。
				ジョーは、彼ららからとてつもなく成功するための5つの法則を学びながら、「あたえる」ことの重要性を体得し、成功を収めていく、というストーリーです。
				
				
				
				5つの法則とは、
				
				
				価値の法則（「人の本当の価値は、。。。」）
				報酬の法則（「人の収入は、。。。」）
				影響力の法則（「人の実力は、。。。」）
				誠実性の法則（自分が人に差し出せる一番の贈り物は、。。。」）
				受容力の法則（「効果的にあたえるためには、。。。」）
				
				
				です。
				
				5つの法則の底流に共通してあるものは、「あたえること」。
				
				たとえば、相手を出し抜いて、競争して勝つのではなく、相手と自分が五分五分になるようにするのでもなく、とにかく相手のためになることを追い求める。相手が勝つことを優先する。そうすることで、あなたの影響力は増していき、あなたに個人的に投資をしようとする私設親善大使（Walking Ambassadors）が増えていく。彼らは、あなたをいつも心にかけ、チャンスを広げてくれる天使になってくれるわけです。
				
				「あたえること」は、ビジネスだけではなく、友人関係、結婚など、人生のあらゆる領域で力を発揮する原則でもあるとも語られています。肝心なのは、単に経済状態が向上するかどうかではなく、人生が向上するかどうか、ということだと。そのためにも、「あたえる」という原則は効果を発揮するのだと。
				
				「あたえること」の重要性は、多くの自己啓発書で言われていることですが、この本で語られる5つの寓話は、ぐいぐい引き込まれる展開となっていて、そんなことを分かっているよという方にも、ぜひお薦めします。2時間程度で読めると思います。
				
				5つの法則に共通しているのは「あたえること」という大原則ですが、それに加えて、5つの法則を知っているだけでなく、「実行すること」ということも必要不可欠な大原則であることを忘れてはなりません。この本は、実行してみようかと背中を押してくれる力をもっていると思います。
				
				あなたがあたえる 大富豪ピンダーの夢をかなえる5つの秘密矢野 信一郎 木村 博江 
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				<p><a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4163271503?ie=UTF8&amp;tag=hoshitani-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=4163271503">あなたがあたえる 大富豪ピンダーの夢をかなえる5つの秘密</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=hoshitani-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4163271503" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />
				を読みました。</p>
				
				<p>「The Go-Giver: A Little Story About a Powerful Business Idea」の日本語訳です。アメリカでは、ベストセラーになったようです。</p>
				
				<p>ストーリーはと言うと、野心満々の若者ジョーは、高みを目指して、信託会社でガツガツ働いている。彼の信条は、攻めて(Go)、奪う(Get)こと。しかし、彼は、懸命に働けば働くほど、目標から遠ざかっているようにも感じている。ある日、ジョーが重要な契約をとることに失敗し、うちひしがれているとき、「伝説のコンサルタント」ピンダーにアドバイスをもらうように勧められる。ピンダーは、快くジョーを受け入れ、「自ら進んであたえようとする者(Go-giver」として成功を収めた5人の友人をジョーに紹介する。
				ジョーは、彼ららからとてつもなく成功するための5つの法則を学びながら、「あたえる」ことの重要性を体得し、成功を収めていく、というストーリーです。</p>
				
				<p><span id="more-79"></span></p>
				
				<p>5つの法則とは、</p>
				
				<ul>
				<li>価値の法則（「人の本当の価値は、。。。」）</li>
				<li>報酬の法則（「人の収入は、。。。」）</li>
				<li>影響力の法則（「人の実力は、。。。」）</li>
				<li>誠実性の法則（自分が人に差し出せる一番の贈り物は、。。。」）</li>
				<li>受容力の法則（「効果的にあたえるためには、。。。」）</li>
				</ul>
				
				<p>です。</p>
				
				<p>5つの法則の底流に共通してあるものは、「あたえること」。</p>
				
				<p>たとえば、相手を出し抜いて、競争して勝つのではなく、相手と自分が五分五分になるようにするのでもなく、とにかく相手のためになることを追い求める。相手が勝つことを優先する。そうすることで、あなたの影響力は増していき、あなたに個人的に投資をしようとする私設親善大使（Walking Ambassadors）が増えていく。彼らは、あなたをいつも心にかけ、チャンスを広げてくれる天使になってくれるわけです。</p>
				
				<p>「あたえること」は、ビジネスだけではなく、友人関係、結婚など、人生のあらゆる領域で力を発揮する原則でもあるとも語られています。肝心なのは、単に経済状態が向上するかどうかではなく、人生が向上するかどうか、ということだと。そのためにも、「あたえる」という原則は効果を発揮するのだと。</p>
				
				<p>「あたえること」の重要性は、多くの自己啓発書で言われていることですが、この本で語られる5つの寓話は、ぐいぐい引き込まれる展開となっていて、そんなことを分かっているよという方にも、ぜひお薦めします。2時間程度で読めると思います。</p>
				
				<p>5つの法則に共通しているのは「あたえること」という大原則ですが、それに加えて、5つの法則を知っているだけでなく、「実行すること」ということも必要不可欠な大原則であることを忘れてはなりません。この本は、実行してみようかと背中を押してくれる力をもっていると思います。</p>
				
				<p><a href="http://www.amazon.co.jp/%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%8C%E3%81%82%E3%81%9F%E3%81%88%E3%82%8B-%E5%A4%A7%E5%AF%8C%E8%B1%AA%E3%83%94%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%81%AE%E5%A4%A2%E3%82%92%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%81%88%E3%82%8B5%E3%81%A4%E3%81%AE%E7%A7%98%E5%AF%86-%E3%83%9C%E3%83%96%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B0%2B%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%87%E3%82%A4%E3%83%93%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%B3/dp/4163271503%3FSubscriptionId%3D0G91FPYVW6ZGWBH4Y9G2%26tag%3Dhoshitani-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4163271503" target="_top">あなたがあたえる 大富豪ピンダーの夢をかなえる5つの秘密</a><br />矢野 信一郎 木村 博江 <br /><a href="http://www.amazon.co.jp/%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%8C%E3%81%82%E3%81%9F%E3%81%88%E3%82%8B-%E5%A4%A7%E5%AF%8C%E8%B1%AA%E3%83%94%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%81%AE%E5%A4%A2%E3%82%92%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%81%88%E3%82%8B5%E3%81%A4%E3%81%AE%E7%A7%98%E5%AF%86-%E3%83%9C%E3%83%96%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B0%2B%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%87%E3%82%A4%E3%83%93%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%B3/dp/4163271503%3FSubscriptionId%3D0G91FPYVW6ZGWBH4Y9G2%26tag%3Dhoshitani-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4163271503" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51PxuxojRHL._SL160_.jpg" border="0" alt="4163271503" /></a><img src='http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=hoshitani-22&amp;l=ur2&amp;o=9' width='1' height='1' border='0' alt='' /></p>
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		</item>
		<item>
		<title>東京ビッグサイトでエスカレーター急停止</title>
		<link>http://www.hoshitani.com/blog/2008/08/03/crash-stop-of-escalator-at-tokyo-big-sight/</link>
		<comments>http://www.hoshitani.com/blog/2008/08/03/crash-stop-of-escalator-at-tokyo-big-sight/#comments</comments>
		<pubDate>Sun, 03 Aug 2008 09:57:24 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Kensuke Hoshitani</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[時事]]></category>

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		<description><![CDATA[				8月3日午前１０時ごろ、東京ビッグサイトで、エスカレーターが急停止し、５０人ほどの方が転倒し、約１０人の方がけがをされたようです。
				
				混雑しているエスカレータが急停止すると、こういうことになってしまうんですね。とても怖いです。けがをされた方が一日も早く回復されることをお祈りいたします。
				
				
				
				私も、自分が乗っているエスカレータが急停止したという経験があります。大混雑しているような場所ではなかったですし、ぴたりと止まって逆走しなかったということもあり、そのときは、けが人が出たりはしなかったですが、ドキリとしました。乗っていたエスカレータが急停止するという経験をもっている人は、少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
				
				エスカレータが急停止してけが人が出るような事故は、今回がはじめてではなく、5月9日には、名古屋の市営地下鉄の久屋大通駅で、地下３階と地下２階をつなぐ上りエスカレーターが急停止後に逆走し１１人が軽傷を負ったという事故がありました。あのときの事故の原因は、駆動装置の取り付けボルトの破損が原因とみられるとの報道がありましたが、今回も、しっかり原因を究明してほしいです。
				
				
				名古屋・地下鉄エスカレーター逆走：ボルト３本破損　急停止の原因か - 毎日ｊｐ(毎日新聞)
				
				
				こういう事故はあってはならないことだし、有効な再発防止策を講じるべきなのは、言うまでもないことですが、
				とはいえ、この種の事故が起きる確率を０にすることは、残念ながらできないと思うので、
				今後、混在しているエスカレーターに乗るときは、緊張して乗ろうと思います。
				
				追記
				
				岡田斗司夫氏が今回の事故の状況についてかなり詳細にブログに書かれています。岡田氏によると、「今回の事故はイベント運営者やお客たちのせいではない。参加者は、アナウンスを守り、普通のサラリーマンの人よりもずっと行儀よくエスカレーターに乗っていた」、ということのようです。
				
				
				レコーディング･ダイエットのススメ: 証言；ビッグサイトのエスカレーター事故について（訂正と追記あり）
				
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				<p>8月3日午前１０時ごろ、東京ビッグサイトで、エスカレーターが急停止し、５０人ほどの方が転倒し、約１０人の方がけがをされたようです。</p>
				
				<p>混雑しているエスカレータが急停止すると、こういうことになってしまうんですね。とても怖いです。けがをされた方が一日も早く回復されることをお祈りいたします。</p>
				
				<p><span id="more-73"></span></p>
				
				<p>私も、自分が乗っているエスカレータが急停止したという経験があります。大混雑しているような場所ではなかったですし、ぴたりと止まって逆走しなかったということもあり、そのときは、けが人が出たりはしなかったですが、ドキリとしました。乗っていたエスカレータが急停止するという経験をもっている人は、少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。</p>
				
				<p>エスカレータが急停止してけが人が出るような事故は、今回がはじめてではなく、5月9日には、名古屋の市営地下鉄の久屋大通駅で、地下３階と地下２階をつなぐ上りエスカレーターが急停止後に逆走し１１人が軽傷を負ったという事故がありました。あのときの事故の原因は、駆動装置の取り付けボルトの破損が原因とみられるとの報道がありましたが、今回も、しっかり原因を究明してほしいです。</p>
				
				<ul>
				<li><a href="http://mainichi.jp/chubu/escalator/archive/news/2008/05/20080510ddq001040002000c.html" title="名古屋・地下鉄エスカレーター逆走：ボルト３本破損　急停止の原因か - 毎日ｊｐ(毎日新聞)">名古屋・地下鉄エスカレーター逆走：ボルト３本破損　急停止の原因か - 毎日ｊｐ(毎日新聞)</a></li>
				</ul>
				
				<p>こういう事故はあってはならないことだし、有効な再発防止策を講じるべきなのは、言うまでもないことですが、
				とはいえ、この種の事故が起きる確率を０にすることは、残念ながらできないと思うので、
				今後、混在しているエスカレーターに乗るときは、緊張して乗ろうと思います。</p>
				
				<p><strong>追記</strong></p>
				
				<p>岡田斗司夫氏が今回の事故の状況についてかなり詳細にブログに書かれています。岡田氏によると、「今回の事故はイベント運営者やお客たちのせいではない。参加者は、アナウンスを守り、普通のサラリーマンの人よりもずっと行儀よくエスカレーターに乗っていた」、ということのようです。</p>
				
				<ul>
				<li><a href="http://putikuri.way-nifty.com/blog/2008/08/post_84af.html" title="レコーディング･ダイエットのススメ: 証言；ビッグサイトのエスカレーター事故について（訂正と追記あり）">レコーディング･ダイエットのススメ: 証言；ビッグサイトのエスカレーター事故について（訂正と追記あり）</a></li>
				</ul>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://www.hoshitani.com/blog/2008/08/03/crash-stop-of-escalator-at-tokyo-big-sight/feed/</wfw:commentRss>
		</item>
		<item>
		<title>幸せ番付</title>
		<link>http://www.hoshitani.com/blog/2008/04/28/happy-list/</link>
		<comments>http://www.hoshitani.com/blog/2008/04/28/happy-list/#comments</comments>
		<pubDate>Sun, 27 Apr 2008 18:15:15 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Kensuke Hoshitani</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[社会]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.hoshitani.com/blog/?p=25</guid>
		<description><![CDATA[				英国の新聞 the Independent on Sunday が、Happy List というものを発表し
				ています。
				
				
				The IoS happy list - the 100 - This Britain, UK - The Independent
				
				
				このHappy List が発表された日というのは、実は、Sunday Timesが、英国
				で最もお金持ち1,000人のリスト(Annual Rich List of the 1,000 wealthiest
				people in Britain)を発表する日と同日でした。というか、それと合わせて、
				発表したわけです。
				
				
				
				最もお金持ちの1,000人のリストというのは、いわゆる長者番付。それに対して、
				Happy Listは、いわば幸せ番付です。英国を、より良く、より幸せな住処
				にした100名のリストです(profiles of 100 people who make Britain a
				better and a happier place to live)。
				
				チャリティ関係者、医療関係者、社会・コミュニティへの貢献者、環境保護へ
				の貢献者、エンターテイメント関係者、社会にイノベーションをもたらした技
				術開発者などのお名前が並んでいます。
				
				主旨から言って、このリストが絶対的な意味をもつわけではなく、物質的な価
				値を超えたところで、我々の社会をより良く、より幸せな住処にするとはどう
				いうことなのかについて、具体的に思いを巡らせることが大切なことなのでしょ
				うね。
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				<p>英国の新聞 the Independent on Sunday が、Happy List というものを発表し
				ています。</p>
				
				<ul>
				<li><a href="http://www.independent.co.uk/news/uk/this-britain/the-ios-happy-list--the-100-816335.html">The IoS happy list - the 100 - This Britain, UK - The Independent</a></li>
				</ul>
				
				<p>このHappy List が発表された日というのは、実は、Sunday Timesが、英国
				で最もお金持ち1,000人のリスト(Annual Rich List of the 1,000 wealthiest
				people in Britain)を発表する日と同日でした。というか、それと合わせて、
				発表したわけです。</p>
				
				<p><span id="more-25"></span></p>
				
				<p>最もお金持ちの1,000人のリストというのは、いわゆる長者番付。それに対して、
				Happy Listは、いわば幸せ番付です。英国を、より良く、より幸せな住処
				にした100名のリストです(profiles of 100 people who make Britain a
				better and a happier place to live)。</p>
				
				<p>チャリティ関係者、医療関係者、社会・コミュニティへの貢献者、環境保護へ
				の貢献者、エンターテイメント関係者、社会にイノベーションをもたらした技
				術開発者などのお名前が並んでいます。</p>
				
				<p>主旨から言って、このリストが絶対的な意味をもつわけではなく、物質的な価
				値を超えたところで、我々の社会をより良く、より幸せな住処にするとはどう
				いうことなのかについて、具体的に思いを巡らせることが大切なことなのでしょ
				うね。</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://www.hoshitani.com/blog/2008/04/28/happy-list/feed/</wfw:commentRss>
		</item>
		<item>
		<title>何を食べたかを思い出すことのダイエット効果</title>
		<link>http://www.hoshitani.com/blog/2008/04/28/memories-of-your-last-meal-can-help-you-stay-thin/</link>
		<comments>http://www.hoshitani.com/blog/2008/04/28/memories-of-your-last-meal-can-help-you-stay-thin/#comments</comments>
		<pubDate>Sun, 27 Apr 2008 17:03:54 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Kensuke Hoshitani</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[科学]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.hoshitani.com/blog/?p=24</guid>
		<description><![CDATA[				岡田斗司夫が広めたレコーディングダイエットは、毎回の食事で食べた物とカロリーをそのつど記録し、自分の総摂取カロリー量を確認するというものですが、英国バーミンガム大学のスザンヌ・ヒッグスらが、何を食べたかを詳しく思い出すことが、ダイエットの効果をもたらす可能性があるという研究報告を行いました。
				
				
				東京新聞:何を食べたか思い出す　ダイエット効果？　英の大学調査　食欲抑制に関連:国際(TOKYO Web)
				Memories of your last meal can help you stay thin
				Thinking yourself thinner: How remembering meals can cut appetite &#124; the Daily Mail
				Think yourself thin
				
				
				上にリンクした記事の中では、最後の英国NHSの記事が最も詳しい内容が記載さ
				れています。論文は次のものになります。
				
				
				Suzanne Higgs, Amy C. Williamsona and Angela S. Attwood:
				Recall of recent lunch and its effect on subsequent snack intake,
				Physiology &#38; Behavior (in press).
				
				
				簡単に言ってしまえば、直近の昼食の内容を思い出すと、スナック菓子などの
				間食に対する食欲が減るという実験結果が得られたというものです。
				
				
				
				彼らは幾つか実験を行っているのですが、そのうちの一つの実験では、47名の
				女子大生の実験協力者にクッキーの味覚調査への参加を依頼しました。実験
				の本来の意図は、直近の食事を想起することと食欲の関係を調べることですが、
				味覚調査と言うことで、実験の意図を隠しているわけです。
				
				実験協力者たちには、昼食 (400カロリー) が提供されました。次に、実験協力
				者を2つのグループに分け、片方のグループには、昼食の内容を思い出して書
				き出させ、もう一方のグループにはキャンパスまでの道のりを思い出して書き
				出させました。その後、クッキーの味覚調査を行い、味覚調査が終わると、実
				験協力者には、残りのビスケットを好きなだけ食べてもらいました。
				
				実験は2日間行い、一日目は、昼食後１時間たった時点で調査を行い、二日目は、
				昼食後３時間たった時点で、調査を行いました。
				
				実験の結果、昼食後１時間たった時点で調査を行った場合は、直近の昼食につ
				いて思い出した場合と、キャンパスまでの道のりを思い出した場合とで、クッ
				キーの摂取量は変わりませんでした。
				
				ところが、昼食後３時間たった時点で昼食の内容を思い出した実験協力者は、
				キャンパスまで道のりを思い出させた実験協力者よりも、より少ないクッキー
				を食べたということが分かりました。
				
				昼食をとってからある程度時間がたった後で、昼食の内容を詳しく（内容を書
				きだす程度に）思い出すと、間食に対する食欲が減るという結果になったとい
				うことです。
				
				直近の昼食の内容を思い出すという働きは、脳の中でも海馬が担っていると言
				われるので、海馬の活動の活性化と食欲とが関係するのではないかという推測
				も成り立ちますが、海馬にダメージを受けると、食べることへの自制を失うと
				いう別の研究結果もあるので、なんとも言えないようです。
				
				また、実験に参加した女子大生は、平均22歳で、BMI指数で標準的な体重の持ち
				主であったので、子供や、より年齢が上の場合や、標準的な体重ではない場合
				だとどうななのかは、調べられていませんし、これが、継続的なダイエットに
				どう役立つかは不明です。
				
				しかし、昼食をとったにもかかわらず、また食べてしまう癖のある人は、昼食
				の内容を事細かに思い出すということを試してみる価値はあるかもしれません。
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				<p><a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A1%E7%94%B0%E6%96%97%E5%8F%B8%E5%A4%AB">岡田斗司夫</a>が広めたレコーディングダイエットは、毎回の食事で食べた物とカロリーをそのつど記録し、自分の総摂取カロリー量を確認するというものですが、英国バーミンガム大学のスザンヌ・ヒッグスらが、何を食べたかを詳しく思い出すことが、ダイエットの効果をもたらす可能性があるという研究報告を行いました。</p>
				
				<ul>
				<li><a href="http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2008042402006240.html" title="東京新聞:何を食べたか思い出す　ダイエット効果？　英の大学調査　食欲抑制に関連:国際(TOKYO Web)">東京新聞:何を食べたか思い出す　ダイエット効果？　英の大学調査　食欲抑制に関連:国際(TOKYO Web)</a></li>
				<li><a href="http://www.newscientist.com/channel/being-human/brain/mg19826534.100-memories-of-your-last-meal-can-help-you-stay-thin.html?feedId=brain_rss20" title="Memories of your last meal can help you stay thin">Memories of your last meal can help you stay thin</a></li>
				<li><a href="http://www.dailymail.co.uk/pages/live/articles/news/news.html?in_article_id=561532&amp;in_page_id=1770" title="Thinking yourself thinner: How remembering meals can cut appetite | the Daily Mail">Thinking yourself thinner: How remembering meals can cut appetite | the Daily Mail</a></li>
				<li><a href="http://www.nhs.uk/news/2008/04April/Pages/Thinkyourselfthin.aspx" title="Think yourself thin">Think yourself thin</a></li>
				</ul>
				
				<p>上にリンクした記事の中では、最後の英国NHSの記事が最も詳しい内容が記載さ
				れています。論文は次のものになります。</p>
				
				<ul>
				<li>Suzanne Higgs, Amy C. Williamsona and Angela S. Attwood:
				Recall of recent lunch and its effect on subsequent snack intake,
				Physiology &amp; Behavior (in press).</li>
				</ul>
				
				<p>簡単に言ってしまえば、直近の昼食の内容を思い出すと、スナック菓子などの
				間食に対する食欲が減るという実験結果が得られたというものです。</p>
				
				<p><span id="more-24"></span></p>
				
				<p>彼らは幾つか実験を行っているのですが、そのうちの一つの実験では、47名の
				女子大生の実験協力者にクッキーの味覚調査への参加を依頼しました。実験
				の本来の意図は、直近の食事を想起することと食欲の関係を調べることですが、
				味覚調査と言うことで、実験の意図を隠しているわけです。</p>
				
				<p>実験協力者たちには、昼食 (400カロリー) が提供されました。次に、実験協力
				者を2つのグループに分け、片方のグループには、昼食の内容を思い出して書
				き出させ、もう一方のグループにはキャンパスまでの道のりを思い出して書き
				出させました。その後、クッキーの味覚調査を行い、味覚調査が終わると、実
				験協力者には、残りのビスケットを好きなだけ食べてもらいました。</p>
				
				<p>実験は2日間行い、一日目は、昼食後１時間たった時点で調査を行い、二日目は、
				昼食後３時間たった時点で、調査を行いました。</p>
				
				<p>実験の結果、昼食後１時間たった時点で調査を行った場合は、直近の昼食につ
				いて思い出した場合と、キャンパスまでの道のりを思い出した場合とで、クッ
				キーの摂取量は変わりませんでした。</p>
				
				<p>ところが、昼食後３時間たった時点で昼食の内容を思い出した実験協力者は、
				キャンパスまで道のりを思い出させた実験協力者よりも、より少ないクッキー
				を食べたということが分かりました。</p>
				
				<p>昼食をとってからある程度時間がたった後で、昼食の内容を詳しく（内容を書
				きだす程度に）思い出すと、間食に対する食欲が減るという結果になったとい
				うことです。</p>
				
				<p>直近の昼食の内容を思い出すという働きは、脳の中でも海馬が担っていると言
				われるので、海馬の活動の活性化と食欲とが関係するのではないかという推測
				も成り立ちますが、海馬にダメージを受けると、食べることへの自制を失うと
				いう別の研究結果もあるので、なんとも言えないようです。</p>
				
				<p>また、実験に参加した女子大生は、平均22歳で、BMI指数で標準的な体重の持ち
				主であったので、子供や、より年齢が上の場合や、標準的な体重ではない場合
				だとどうななのかは、調べられていませんし、これが、継続的なダイエットに
				どう役立つかは不明です。</p>
				
				<p>しかし、昼食をとったにもかかわらず、また食べてしまう癖のある人は、昼食
				の内容を事細かに思い出すということを試してみる価値はあるかもしれません。</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://www.hoshitani.com/blog/2008/04/28/memories-of-your-last-meal-can-help-you-stay-thin/feed/</wfw:commentRss>
		</item>
		<item>
		<title>プロフェッショナルの原点</title>
		<link>http://www.hoshitani.com/blog/2008/04/21/effective-executive-in-action/</link>
		<comments>http://www.hoshitani.com/blog/2008/04/21/effective-executive-in-action/#comments</comments>
		<pubDate>Sun, 20 Apr 2008 17:41:34 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Kensuke Hoshitani</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[仕事]]></category>

		<category><![CDATA[本]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.hoshitani.com/blog/?p=23</guid>
		<description><![CDATA[				P.F.ドラッカーの
				プロフェッショナルの原点
				を読みました。
				
				ドラッカーの遺作「The Effective Executive in Action: A Journal for
				Getting the Right Things Done」の翻訳になります。
				
				訳者である上田惇生氏のあとがきにあるように、この日本語版では、ドラッカー
				以外の著作からの引用はすべて削除し、ドラッカーの著作からの引用を追加し
				たそうです。ドラッカーの洞察のエッセンスが凝縮されており、はじめてドラッ
				カーを読む方にはお薦めだと思います。
				
				原著のタイトルには、「成果をあげるエグゼクティブ(Effective Executive)」
				というフレーズが入っていますが、この本は、なにも、組織の長や、組織の中
				で高い地位にある人だけに向けられたものではありません。
				
				次の引用にあるように、自らの知識や専門分野によって意思決定を行うナレッ
				ジ・ワーカー（知識労働者）は、トップであろうと新人であろうと、すべてエ
				グゼクティブであると位置づけられています。
				
				
				  今日の組織では、自らの知識あるいは地位のゆえに組織の活動や業績に実質的な貢献をなすべき知識労働者は、すべてエグゼクティブである (p.2)
				
				
				本書は、こうしたナレッジ・ワーカーが、組織の中で、他人とコラボレーショ
				ンをしながら、成果をあげていくためには、どういった習慣を身につけなれば
				ならないかということに焦点があてています。
				
				
				
				成果をあげるための5つの習慣として、「時間をマネージメントする」、「貢献
				に焦点を合わせる」、「強みを生かす」、「重要なことに集中する」、「意志
				決定を的確に行う」があげられています。時間を無駄にしているものを知り、
				それを取り除く。自分がやりたいことではなく、自分がなすべき貢献について
				焦点をあわせる。自らの強み、部下の強み、上司の強みを総動員し、弱みを意
				味のないものにする。優先順位と劣後順位を決め、最も重要なことに集中する。
				問題の本質を理解した上で、必要な意思決定を行い、行動に移し、意志決定の
				結果を検証する。
				
				5つの習慣は、いずれも、心に響くところがありましたが、なかでも、「強みを
				生かす」ことに関しては、深く考えさせられるものがありました。
				
				
				  優れた人事は人の強みを生かす。弱みからは何も生まれない。成果を生むには、
				  利用しうる限りの強み、すなわち同僚の強み、上司の強み、自らの強みを総動
				  員しなければならない。強みこそ機会である。強みを生かすことは組織に特有
				  の機能である。(p.76)
				
				
				成果を生むためには、弱みに気をとられるのではなく、強みを発揮することに
				集中すべきであるということです。
				
				弱みを強みに転じさせることは大変難しく、それよりは、既に強みであるもの
				を、より強いものに高めていくことの方が容易です。弱みがないことに拘泥す
				るのではなく、人の強みの上に築きあげていくことが、組織において成果をあ
				げていくためには得策なのです。
				
				人間は、多くの弱みをもっているものです。ドラッカーの次の言葉にあるよう
				に、大きな強みをもつ人ほど、大きな弱みをもっていたりします。
				
				
				  大きな強みをもつものは、ほとんど常に大きな弱みをもつ。しかも、山が高け
				  れば谷は深い。あらゆる分野で強みをもつ者はいない。(p.80)
				
				
				したがって、強みに基づいて成果をあげていくということは、「すべての分野
				で強みをもつ者はいない」という人間の特性からして、当然のことと言えます。
				
				にもかかわらず、人の強みを生かすことを第一に考えるのではなく、まず人の
				弱みに目を向け、その人ができないことを数え上げ、弱みのなさを重視して仕
				事の候補者を選ぶということは、まま行われていることです。そういった態度
				には、人がもつ卓越性に対する妬みや、劣等感が背後に見え隠れします。人の
				弱みを避けることばかりを考えても、大事を成し遂げる組織とはなりません。
				
				人は誰しも様々な弱みをもっているけれども、組織が人を雇うのは、その人が
				もつ弱みゆえではなく、その人がもつ強みを生かすためであるべきです。組織
				の利点は、人がもっている弱みを中和し、意味のないものとするための手立て
				を講じることができることにあるはずです。
				
				また、強みを生かすということは、何も仕事という範囲にとどまるものではあ
				りません。
				
				
				  自らの成長のために最も優先すべきは、卓越性の追求である。そこから充実
				  と自信が生まれる。能力は仕事の質を変えるだけでなく、人間そのものを変
				  えるがゆえに、重大な意味をもつ。(p.79)
				
				
				自らの強みや卓越性に基づいて何かを成し遂げていくということは、自分らし
				さを実現していくことにつながり、仕事と自己実現の両方を達成することがで
				きるというわけです。
				
				ドラッカーは、人が強みや卓越性を備えていれば、どんな弱みをもっていよう
				とも、組織はその弱みを中和できると言っているわけではありません。ドラッ
				カーは、唯一見逃してはならない弱みがあると言います。それは、この日本語訳で
				「人間性」と「真摯さ」と訳されているものです。原文は「character」と「integrity」です。
				
				
				  人間性と真摯さは、それ自体では何事もなしえない。しかし、それらの欠如
				  は他のあらゆるものを破壊する。(p.117)
				
				
				これは、ドラッカーの著作の中でも3大古典と呼ばれるもののなかのの一つ「経
				営者の条件（The Effective Executive）」からの引用ですが、原文は以下の
				通りです。
				
				
				  There is one area where weakness in itself is of importance and
				  relevance. [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				<p>P.F.ドラッカーの
				<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4478003343?ie=UTF8&amp;tag=hoshitani-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=4478003343">プロフェッショナルの原点</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=hoshitani-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4478003343" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />
				を読みました。</p>
				
				<p>ドラッカーの遺作「The Effective Executive in Action: A Journal for
				Getting the Right Things Done」の翻訳になります。</p>
				
				<p>訳者である上田惇生氏のあとがきにあるように、この日本語版では、ドラッカー
				以外の著作からの引用はすべて削除し、ドラッカーの著作からの引用を追加し
				たそうです。ドラッカーの洞察のエッセンスが凝縮されており、はじめてドラッ
				カーを読む方にはお薦めだと思います。</p>
				
				<p>原著のタイトルには、「成果をあげるエグゼクティブ(Effective Executive)」
				というフレーズが入っていますが、この本は、なにも、組織の長や、組織の中
				で高い地位にある人だけに向けられたものではありません。</p>
				
				<p>次の引用にあるように、自らの知識や専門分野によって意思決定を行うナレッ
				ジ・ワーカー（知識労働者）は、トップであろうと新人であろうと、すべてエ
				グゼクティブであると位置づけられています。</p>
				
				<blockquote>
				  <p>今日の組織では、自らの知識あるいは地位のゆえに組織の活動や業績に実質的な貢献をなすべき知識労働者は、すべてエグゼクティブである (p.2)</p>
				</blockquote>
				
				<p>本書は、こうしたナレッジ・ワーカーが、組織の中で、他人とコラボレーショ
				ンをしながら、成果をあげていくためには、どういった習慣を身につけなれば
				ならないかということに焦点があてています。</p>
				
				<p><span id="more-23"></span></p>
				
				<p>成果をあげるための5つの習慣として、「時間をマネージメントする」、「貢献
				に焦点を合わせる」、「強みを生かす」、「重要なことに集中する」、「意志
				決定を的確に行う」があげられています。時間を無駄にしているものを知り、
				それを取り除く。自分がやりたいことではなく、自分がなすべき貢献について
				焦点をあわせる。自らの強み、部下の強み、上司の強みを総動員し、弱みを意
				味のないものにする。優先順位と劣後順位を決め、最も重要なことに集中する。
				問題の本質を理解した上で、必要な意思決定を行い、行動に移し、意志決定の
				結果を検証する。</p>
				
				<p>5つの習慣は、いずれも、心に響くところがありましたが、なかでも、「強みを
				生かす」ことに関しては、深く考えさせられるものがありました。</p>
				
				<blockquote>
				  <p>優れた人事は人の強みを生かす。弱みからは何も生まれない。成果を生むには、
				  利用しうる限りの強み、すなわち同僚の強み、上司の強み、自らの強みを総動
				  員しなければならない。強みこそ機会である。強みを生かすことは組織に特有
				  の機能である。(p.76)</p>
				</blockquote>
				
				<p>成果を生むためには、弱みに気をとられるのではなく、強みを発揮することに
				集中すべきであるということです。</p>
				
				<p>弱みを強みに転じさせることは大変難しく、それよりは、既に強みであるもの
				を、より強いものに高めていくことの方が容易です。弱みがないことに拘泥す
				るのではなく、人の強みの上に築きあげていくことが、組織において成果をあ
				げていくためには得策なのです。</p>
				
				<p>人間は、多くの弱みをもっているものです。ドラッカーの次の言葉にあるよう
				に、大きな強みをもつ人ほど、大きな弱みをもっていたりします。</p>
				
				<blockquote>
				  <p>大きな強みをもつものは、ほとんど常に大きな弱みをもつ。しかも、山が高け
				  れば谷は深い。あらゆる分野で強みをもつ者はいない。(p.80)</p>
				</blockquote>
				
				<p>したがって、強みに基づいて成果をあげていくということは、「すべての分野
				で強みをもつ者はいない」という人間の特性からして、当然のことと言えます。</p>
				
				<p>にもかかわらず、人の強みを生かすことを第一に考えるのではなく、まず人の
				弱みに目を向け、その人ができないことを数え上げ、弱みのなさを重視して仕
				事の候補者を選ぶということは、まま行われていることです。そういった態度
				には、人がもつ卓越性に対する妬みや、劣等感が背後に見え隠れします。人の
				弱みを避けることばかりを考えても、大事を成し遂げる組織とはなりません。</p>
				
				<p>人は誰しも様々な弱みをもっているけれども、組織が人を雇うのは、その人が
				もつ弱みゆえではなく、その人がもつ強みを生かすためであるべきです。組織
				の利点は、人がもっている弱みを中和し、意味のないものとするための手立て
				を講じることができることにあるはずです。</p>
				
				<p>また、強みを生かすということは、何も仕事という範囲にとどまるものではあ
				りません。</p>
				
				<blockquote>
				  <p>自らの成長のために最も優先すべきは、卓越性の追求である。そこから充実
				  と自信が生まれる。能力は仕事の質を変えるだけでなく、人間そのものを変
				  えるがゆえに、重大な意味をもつ。(p.79)</p>
				</blockquote>
				
				<p>自らの強みや卓越性に基づいて何かを成し遂げていくということは、自分らし
				さを実現していくことにつながり、仕事と自己実現の両方を達成することがで
				きるというわけです。</p>
				
				<p>ドラッカーは、人が強みや卓越性を備えていれば、どんな弱みをもっていよう
				とも、組織はその弱みを中和できると言っているわけではありません。ドラッ
				カーは、唯一見逃してはならない弱みがあると言います。それは、この日本語訳で
				「人間性」と「真摯さ」と訳されているものです。原文は「character」と「integrity」です。</p>
				
				<blockquote>
				  <p>人間性と真摯さは、それ自体では何事もなしえない。しかし、それらの欠如
				  は他のあらゆるものを破壊する。(p.117)</p>
				</blockquote>
				
				<p>これは、ドラッカーの著作の中でも3大古典と呼ばれるもののなかのの一つ「経
				営者の条件（The Effective Executive）」からの引用ですが、原文は以下の
				通りです。</p>
				
				<blockquote>
				  <p>There is one area where weakness in itself is of importance and
				  relevance. By themselves character and integrity do not accomplish
				  anything. But their absence faults everything else. Here is the one
				  area where weakness is an absolute disqualification.</p>
				</blockquote>
				
				<p>「character」と「integrity」は、それ自体では何事も成し遂げることはない
				けれども、その欠除はすべてを失格させるとあります。</p>
				
				<p>「character」は、品性、徳性を意味します。「integrity」という英語は、日
				本語に翻訳するのは難しく、高潔さ、真摯さ、誠実さ、清廉さ、といった訳語
				があてられていますが、いずれも、その単語だけでは、元の英語を伝えきれて
				いないところがあります。</p>
				
				<p>「integrity」には、そもそも、一貫しているという意味があり、「ある場所で
				はこう言うんだけれども、違う場所ではそれと矛盾することを言う」といった
				ことがないことを意味しています。高い倫理や規範をもち、その高い倫理や規
				範に言動が貫かれており、裏表がなく、首尾一貫しており、いかなる権力や圧
				力にも揺らがないこと、そういったことが「integrity」の意味するところであ
				り、そういった意味での高潔さ、真摯さ、誠実さ、清廉さを意味します。</p>
				
				<p>すなわち、ドラッカーは、強みを生かすことを重視すべきであるけれども、品
				性と、高潔さ・一貫性が欠如しているという弱みだけは見逃してはならないと
				言っているわけです。特に、組織のリーダーにおける品性と高潔さ・一貫性の
				欠如は、悪しき見本となり、諸悪の根源となるので、見逃してはならないと述
				べています。</p>
				
				<p>確かに、組織のリーダーの立場にある者は、部下や、他の組織に与える影響が
				大きいので、組織のリーダーが品性や高潔さ・一貫性に欠けていると、部下の
				やる気を著しく損なうし、組織を崩壊させることさえあるので、リーダーにとっ
				て特に重要視される特性であることは、間違いのないことです。それと同時に、
				品性と高潔さ・一貫性は、リーダーだけでなく、組織のあらゆるレベルで重要
				視されるべきものでもあります。</p>
				
				<p>今日のナレッジ・ワーカーにとっては、従事している仕事が価値の大きなもの
				であればあるほど、一人で孤立して仕事を進めているという状況は稀であり、
				異なる分野で強みをもつ多くの人間が、互いに影響を与えながら、協力して仕
				事を進めているという状況が多いです。したがって、リーダー的な立場にはな
				い人であっても、多くの他人に影響を与えながら仕事をしていることには変わ
				りはなく、品性や高潔さ・一貫性の欠如は、仕事上の協力関係を損なってしま
				い、組織全体に好ましくない作用を及ぼすことになります。</p>
				
				<p>品性や高潔さ・一貫性に欠けた人物は、いかなる言葉を弄しても、同僚や部下
				から見ると、明らかにそれと分かってしまいます。品性、高潔さ・一貫性を重
				要視するということは、私見ですが、人間の本性に近いところにあるような気
				がしていて、それらが欠如している人物は簡単に見抜かれます。それらが欠如
				した人物が、他人に影響を及ぼす立場にあるにもかかわらず、必要な措置がと
				られないで、放置されている状態が続くと、組織のマネージメントに対する信
				頼が揺らぎ、結果として、全体のモラルや士気が落ちていくことになります。</p>
				
				<p>さて、ドラッカーの言うように、強みの上に成果を築きあげていくためには、
				自分が卓越していること、強みを生かせることが何なのかを見つける必要があ
				ります。しかし、多くの人にとって、それは自明なことではありません。人は
				自分の弱みには気づくけれども、強みに気づくことは難しかったりします。</p>
				
				<p>稀に、若いうちから自分の強みを知り、組織の中でそれを生かすことができる
				人や、自分の強みを生かすための組織を作ることに邁進できる人や、よく分か
				らないうちに、組織の中で自分の強みが発揮できる道に入ってしまう幸運な人
				もいますが、多くの人は、そうではありません。</p>
				
				<p>多くの人にとって、自分の強みの在りかを確認するためには、まずは、組織の
				中で自分が成すべきことは何であるかを理解し、そのために発揮できる自分の
				強みは何であるかを考え抜き、どのようにしてその強み生かしていくかという
				計画を練り、それを実行に移し、しかる後に、結果を検討する、という過程を
				繰り返すしか方法はないように思います。</p>
				
				<p>そういったことの大切さを分からせてくれる人が周囲にいればよいですが、そ
				ういう薫陶を与えてくれる人に恵まれることも稀なことです。</p>
				
				<p>おそらく、訳者あとがきにあるように、人間にとって、組織というものが最近
				の発明であるために、組織の中で人と人がコラボレーションすることによって
				成果をあげていくというやり方に、多くの人が長けていないということもある
				のでしょう。</p>
				
				<p>あと、組織や他人が、自分に対して何をしてくれるかを気にする傾向が強い人
				は、自分の強みを生かすということに気づきにくいです。自らの強みを開花さ
				せるのは、結局のところ、自分しかいないし、自らの強みを開花させるための
				環境は与えられるものではなく、自分で見つけ出し、作り上げていかざるをえ
				ないもののような気がします。</p>
				
				<p><a href="http://www.amazon.co.jp/gp/redirect.html%3FASIN=4478003343%26tag=hoshitani-22%26lcode=xm2%26cID=2025%26ccmID=165953%26location=/o/ASIN/4478003343%253FSubscriptionId=0G91FPYVW6ZGWBH4Y9G2" target="_blank">プロフェッショナルの原点</a><br />P.F.ドラッカー ジョゼフ・A・マチャレロ 上田 惇生 <br /><a href="http://www.amazon.co.jp/gp/redirect.html%3FASIN=4478003343%26tag=hoshitani-22%26lcode=xm2%26cID=2025%26ccmID=165953%26location=/o/ASIN/4478003343%253FSubscriptionId=0G91FPYVW6ZGWBH4Y9G2" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41G2SqCvkFL._SL160_.jpg" border="0" alt="4478003343" /></a><img src='http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=hoshitani-22&amp;l=ur2&amp;o=9' width='1' height='1' border='0' alt='' /></p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>脳における潜在意識下の決定</title>
		<link>http://www.hoshitani.com/blog/2008/04/15/unconscious-decisions-in-the-brain/</link>
		<comments>http://www.hoshitani.com/blog/2008/04/15/unconscious-decisions-in-the-brain/#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 14 Apr 2008 18:21:57 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Kensuke Hoshitani</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[科学]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.hoshitani.com/blog/?p=22</guid>
		<description><![CDATA[				普通、私たちは、何かを行おうとする決定が頭に浮かんだとき、その決定は意
				識下で行ったものと考えるでしょう。しかし、実際には、何かを行おうとする
				決定が意識にのぼる７秒前には、潜在意識下でその決定はなされているのです、
				という研究成果が発表されています。
				
				解説記事は以下にあります。
				
				
				Unconscious decisions in the brain
				Brain scanner predicts your future moves - being-human - 13 April 2008 - New Scientist
				
				
				元論文は以下のものです。
				
				
				Chun Siong Soon, Marcel Brass, Hans-Jochen Heinze, and John-Dylan Haynes:
				Unconscious determinants of free decisions in the human brain.
				Nature Neuroscience, Published online: 13 April 2008  (DOI: 10.1038/nn.2112).
				[Link]
				
				
				これは、ベルリンにあるBernstein CenterのJohn-Dylan Haynesが率いるグループの研究成果です。
				
				
				
				彼らの行った実験には、14名の実験協力者が参加しました。実験協力者は、そ
				うしたいという思いが浮かんだらいつでも、左手あるいは右手の指でボタンを
				押すように言われています。実験協力者が、左手か右手のいずれかの指でボタ
				ンを押すかを決めているあいだ、彼らの目の前のスクリーンには、0.5秒ごとに
				ランダムに文字が表示されます。実験協力者は、ボタンを押した後、その決定
				を下した瞬間にスクリーンにあった文字が何であったかを言うように指示され
				ています。このあいだ、実験協力者の脳の活動はfMRIによって観測されていま
				す。
				
				さて、実験後、fMRIによる観測結果を分析したところ、実験協力者が右手と左
				手のいずれの手でボタンを押すかという決定を意識して下したと思う７秒前に、
				思考や意識と関係する脳の前頭連合野(prefrontal cortex)が活動していること
				が発見されました。
				
				さらに、実験協力者が意識して判断を下したと思う７秒前の脳のシグナルに基
				づいて、実験協力者が実際にどちらの手の指でボタンを押したかを予測するこ
				とも可能であることが示されました。予測の精度は、それほど高くはないです
				が、脳のシグナルは、人がどのように決定を下そうとするかを、７秒前に予測
				することができるということは、驚くような結果であると思います。
				
				これと類似した実験として、1980年代の初頭にベンジャミン・リベット
				(Benjamin Libet)が
				行った実験がよく知られています。リベットは、実験協力者に、いつでも好き
				なときに手をたたいてもらい、そのあいだの実験協力者の脳の活動を観察しま
				した。その結果、実験協力者が意識的に動作を決定するより約1/3秒前に、実験
				協力者の脳の活動が開始されることが発見されました。
				
				リベットは、意識下の決定と行動の間に1/3秒というわずかなずれがある（わず
				かであっても、衝撃的な発見なわけですが）ことを発見したわけですが、彼が
				見つけた脳の活動は、運動のプランニングと関係が深い運動前野での活動でし
				た。今回の研究成果を示したHaynesによれば、リベットが観測した脳の活動は、
				運動に至る一連の脳の活動の中で、どのように身体を動かすかを計算するという
				最終段階での脳の活動であったのではないかと言います。それに対して、今回
				Haynesらが観測したのは、指を動かそうとする初期の段階の決定に関わる脳の
				活動というわけです。
				
				こういう実験結果を知ると、私たちが素朴に考えている自由意志とは、いった
				いなんだろうと思ってしまいますが、Haynesらは、この実験結果は最終的に自
				由意志を排除するものではないとも言っています。この実験結果は、潜在意識
				下の決定は、以前考えられていたよりも随分前に準備されていることを示して
				いるが、最終的な決定がどこで成されているは依然不明であると。脳によって
				予め成された決定が覆されることがありうるのかどうかを調べる必要があると
				いうことです。
				
				これからも、この研究分野では科学者の厳密な分析が私たちの脳や意識に関し
				て、新しい光を投げかけていくことになるのでしょうね。それにしても、私た
				ちが自らの意志で何かを決定している思っていても、それを意識するよりも随
				分前に、潜在意識下で決定が準備されているというのは、驚くべきことだと思
				います。
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				<p>普通、私たちは、何かを行おうとする決定が頭に浮かんだとき、その決定は意
				識下で行ったものと考えるでしょう。しかし、実際には、何かを行おうとする
				決定が意識にのぼる７秒前には、潜在意識下でその決定はなされているのです、
				という研究成果が発表されています。</p>
				
				<p>解説記事は以下にあります。</p>
				
				<ul>
				<li><a href="http://idw-online.de/pages/de/news254676" title="Unconscious decisions in the brain">Unconscious decisions in the brain</a></li>
				<li><a href="http://www.newscientist.com/channel/being-human/dn13658-brain-scanner-predicts-your-future-moves.html?feedId=online-news_rss20" title="Brain scanner predicts your future moves - being-human - 13 April 2008 - New Scientist">Brain scanner predicts your future moves - being-human - 13 April 2008 - New Scientist</a></li>
				</ul>
				
				<p>元論文は以下のものです。</p>
				
				<ul>
				<li>Chun Siong Soon, Marcel Brass, Hans-Jochen Heinze, and John-Dylan Haynes:
				Unconscious determinants of free decisions in the human brain.
				Nature Neuroscience, Published online: 13 April 2008  (DOI: 10.1038/nn.2112).
				[<a href="http://www.nature.com/neuro/journal/vaop/ncurrent/abs/nn.2112.html">Link</a>]</li>
				</ul>
				
				<p>これは、ベルリンにある<a href="http://www.bccn-berlin.de/">Bernstein Center</a>の<a href="http://www.bccn-berlin.de/People/haynes">John-Dylan Haynes</a>が率いるグループの研究成果です。</p>
				
				<p><span id="more-22"></span></p>
				
				<p>彼らの行った実験には、14名の実験協力者が参加しました。実験協力者は、そ
				うしたいという思いが浮かんだらいつでも、左手あるいは右手の指でボタンを
				押すように言われています。実験協力者が、左手か右手のいずれかの指でボタ
				ンを押すかを決めているあいだ、彼らの目の前のスクリーンには、0.5秒ごとに
				ランダムに文字が表示されます。実験協力者は、ボタンを押した後、その決定
				を下した瞬間にスクリーンにあった文字が何であったかを言うように指示され
				ています。このあいだ、実験協力者の脳の活動はfMRIによって観測されていま
				す。</p>
				
				<p>さて、実験後、fMRIによる観測結果を分析したところ、実験協力者が右手と左
				手のいずれの手でボタンを押すかという決定を意識して下したと思う７秒前に、
				思考や意識と関係する脳の前頭連合野(prefrontal cortex)が活動していること
				が発見されました。</p>
				
				<p>さらに、実験協力者が意識して判断を下したと思う７秒前の脳のシグナルに基
				づいて、実験協力者が実際にどちらの手の指でボタンを押したかを予測するこ
				とも可能であることが示されました。予測の精度は、それほど高くはないです
				が、脳のシグナルは、人がどのように決定を下そうとするかを、７秒前に予測
				することができるということは、驚くような結果であると思います。</p>
				
				<p>これと類似した実験として、1980年代の初頭に<a href="http://en.wikipedia.org/wiki/Benjamin_Libet">ベンジャミン・リベット
				(Benjamin Libet)</a>が
				行った実験がよく知られています。リベットは、実験協力者に、いつでも好き
				なときに手をたたいてもらい、そのあいだの実験協力者の脳の活動を観察しま
				した。その結果、実験協力者が意識的に動作を決定するより約1/3秒前に、実験
				協力者の脳の活動が開始されることが発見されました。</p>
				
				<p>リベットは、意識下の決定と行動の間に1/3秒というわずかなずれがある（わず
				かであっても、衝撃的な発見なわけですが）ことを発見したわけですが、彼が
				見つけた脳の活動は、運動のプランニングと関係が深い運動前野での活動でし
				た。今回の研究成果を示したHaynesによれば、リベットが観測した脳の活動は、
				運動に至る一連の脳の活動の中で、どのように身体を動かすかを計算するという
				最終段階での脳の活動であったのではないかと言います。それに対して、今回
				Haynesらが観測したのは、指を動かそうとする初期の段階の決定に関わる脳の
				活動というわけです。</p>
				
				<p>こういう実験結果を知ると、私たちが素朴に考えている自由意志とは、いった
				いなんだろうと思ってしまいますが、Haynesらは、この実験結果は最終的に自
				由意志を排除するものではないとも言っています。この実験結果は、潜在意識
				下の決定は、以前考えられていたよりも随分前に準備されていることを示して
				いるが、最終的な決定がどこで成されているは依然不明であると。脳によって
				予め成された決定が覆されることがありうるのかどうかを調べる必要があると
				いうことです。</p>
				
				<p>これからも、この研究分野では科学者の厳密な分析が私たちの脳や意識に関し
				て、新しい光を投げかけていくことになるのでしょうね。それにしても、私た
				ちが自らの意志で何かを決定している思っていても、それを意識するよりも随
				分前に、潜在意識下で決定が準備されているというのは、驚くべきことだと思
				います。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>映画「靖国 YASUKUNI」</title>
		<link>http://www.hoshitani.com/blog/2008/04/14/yasukuni/</link>
		<comments>http://www.hoshitani.com/blog/2008/04/14/yasukuni/#comments</comments>
		<pubDate>Sun, 13 Apr 2008 17:12:16 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Kensuke Hoshitani</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[社会]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.hoshitani.com/blog/?p=21</guid>
		<description><![CDATA[				映画「靖国　YASUKUNI」（李纓監督）は、映画が伝えようとするメッセージや、
				映画を見る者が受け取るメッセージがどんなものであれ、上映されるべきでしょ
				う。文化庁所管の日本芸術文化振興会が行った公的助成の適切性に関して議論
				されるのは当然ですが、それと上映するしないは別問題です。表現の自由が保
				証されたこの国においては、どんな政治的なメッセージをもつ作品であろうと、
				製作・上映することは自由です。
				
				
				
				しかし、作品に登場する刀匠の刈谷直治さんが、有村治子参院議員やメディア
				の取材に対して、自分の映像を削除するように求めているという報道に接して、
				製作者側が刈谷さんの同意を得るまで、作品を上映することには問題があると
				考えるようになりました。表現の自由を訴える製作者側が、出演者の権利を守
				るために積極的に動かないのは、恥ずかしい限りです。
				
				
				映画「靖国」：出演の刀匠「カットして」　政治的と批判－－監督「了承得た」 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)
				asahi.com：「靖国」刀匠　議員「本人が削除希望」監督「なぜ変心」 - 社会
				「靖国」出演の刀匠　「出演場面と名前を映画から削って」と明言 - MSN産経ニュース
				
				
				李纓監督は、「刀匠（刈谷氏）は納得してくれていた。変心した理由がわから
				ない」と語っていますが、有村治子参院議員の話だけでなく、各新聞社の取材
				の裏付けもあるので、現時点において、刈谷氏が、撮影を受けた趣旨と違うと
				して、出演場面と名前の削除を求めているのは事実でしょう。
				
				
				  asahi.com：「靖国」刀匠　議員「本人が削除希望」監督「なぜ変心」 - 社会 
				  
				  １０日、朝日新聞の取材に応じた刀匠（９０）とその妻（８３）によると、０５年に李監督側から出演依頼の手紙が届いた。戦後、伝承されなくなった靖国刀の最後の刀匠として取り上げたいとの内容だった。刀匠は承諾し、李監督は靖国刀を制作している場面などを撮影した。 
				  
				  その後、李監督らが自宅に来て映像を見せたが、靖国神社に参拝する小泉首相（当時）とそれに反対する人たちに交じって刀を作る映像が流れていたため、「撮影を受けた趣旨と違う」と出演場面と名前の削除を頼んだという。 
				  
				  ３月末と今月９日に、有村議員から「国会で映画を審議しているからどう考えているのか意見を聞きたい」という内容の電話を受けた。刀匠は「出演は本意ではない。名前と映像を省いてほしいし、完成品を見たいと思っている」と伝えたという。 
				  
				  刀匠は「靖国刀の伝統技術や価値を後世に伝えてくれるものと思っていた。『靖国問題』と結びつけるとは思っていなかった。違う趣旨で映画が作られ、『靖国問題』に巻き込まれた」と話した。
				
				
				こういった問題が持ち上がっているにもかかわらず、李纓監督が、政治家の圧
				力によって刈谷氏が変心したと主張するのは、的外れに見えます。彼は、政治
				的に圧力をかけられている者として自身を位置づけて、発言しているわけです
				が、この刈谷氏の件に関して、今彼が行うべきことは、刈谷氏と向き合い、説
				明をし、映像の使用許可を得るために交渉をすることです。圧力にせいにする
				ことは、それから逃げているものと考えざるをえません。ドキュメンタリー映
				像の製作者として、やってはならないことです。
				
				有村参院議員が出演者に接触すること自体を不適切と捉える向きがあるようで
				すが、筋違いの批判です。希望に反して、自分の名前と映像を作品に使われた
				と言う人物がいたときに、事実確認のため本人にコンタクトをとることは自然
				な行為ではないでしょうか。
				
				これと同様の出来事として、文化庁所管の日本芸術文化振興会がこの作品に対
				して行った公的助成の適切性をめぐって、稲田朋美衆院議員と「伝統と創造の
				会」が試写会を要請したことについても、政治家の不当な介入であるとの批判
				がありましたが、的外れの批判であったと思います。
				
				日本芸術文化振興会は（１）政治的、宗教的宣伝意図がない（２）日本映画で
				あることを助成条件にしており、公的助成金拠出の適切性を判断するためには、
				映画内容を見る必要があるわけなので、稲田議員らが試写会を要請したことは、
				権力の不当な介入とは言えないでしょう。税金の使い方の適切性を議員がチェッ
				クすることは自然な行動であると考えます。
				
				もちろん、助成金拠出の適切性と、この映画を上映するかどうかは別問題です。
				実際、稲田議員自身も、文化庁所管の日本芸術文化振興会が公的助成を行った
				という、その一点に関して問題にしているのであって、いかなる政治的・宗教
				的な宣伝意図のある映画を製作しようと公開しようと自由であると述べていま
				す。
				
				
				  【正論】文化庁の映画助成　衆議院議員、弁護士・稲田朋美 - MSN産経ニュース 
				  
				  表現・言論の自由が保障されたわが国において、たとえ政治的、宗教的な宣伝意図のある映画を製作しようと公開しようと自由である。今回、映画『靖国　ＹＡＳＵＫＵＮＩ』（李纓監督）の一部映画館での上映中止をめぐって私が批判の矢面に立たされている。私たちが問題にしたのは、この映画自体ではない。そこに文化庁所管の日本芸術文化振興会が７５０万円の公的助成をしたこと、その一点についてである。
				
				
				現在のところ、「靖国」の製作者側は、刈谷氏に対して、名前と映像を使用す
				る同意が得られるように、積極的にコンタクトをとって、説明しようという意
				思は示していません。自らの表現の自由は守るけれども、出演者の権利のため
				に行動を起こさないのは、矛盾を感じます。
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				<p>映画「靖国　YASUKUNI」（李纓監督）は、映画が伝えようとするメッセージや、
				映画を見る者が受け取るメッセージがどんなものであれ、上映されるべきでしょ
				う。文化庁所管の日本芸術文化振興会が行った公的助成の適切性に関して議論
				されるのは当然ですが、それと上映するしないは別問題です。表現の自由が保
				証されたこの国においては、どんな政治的なメッセージをもつ作品であろうと、
				製作・上映することは自由です。</p>
				
				<p><span id="more-21"></span></p>
				
				<p>しかし、作品に登場する刀匠の刈谷直治さんが、有村治子参院議員やメディア
				の取材に対して、自分の映像を削除するように求めているという報道に接して、
				製作者側が刈谷さんの同意を得るまで、作品を上映することには問題があると
				考えるようになりました。表現の自由を訴える製作者側が、出演者の権利を守
				るために積極的に動かないのは、恥ずかしい限りです。</p>
				
				<ul>
				<li><a href="http://mainichi.jp/select/wadai/news/20080411ddm041040123000c.html" title="映画「靖国」：出演の刀匠「カットして」　政治的と批判－－監督「了承得た」 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)">映画「靖国」：出演の刀匠「カットして」　政治的と批判－－監督「了承得た」 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)</a></li>
				<li><a href="http://www.asahi.com/national/update/0411/TKY200804100360.html" title="asahi.com：「靖国」刀匠　議員「本人が削除希望」監督「なぜ変心」 - 社会">asahi.com：「靖国」刀匠　議員「本人が削除希望」監督「なぜ変心」 - 社会</a></li>
				<li><a href="http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080411/plc0804112104017-n1.htm" title="「靖国」出演の刀匠　「出演場面と名前を映画から削って」と明言 - MSN産経ニュース">「靖国」出演の刀匠　「出演場面と名前を映画から削って」と明言 - MSN産経ニュース</a></li>
				</ul>
				
				<p>李纓監督は、「刀匠（刈谷氏）は納得してくれていた。変心した理由がわから
				ない」と語っていますが、有村治子参院議員の話だけでなく、各新聞社の取材
				の裏付けもあるので、現時点において、刈谷氏が、撮影を受けた趣旨と違うと
				して、出演場面と名前の削除を求めているのは事実でしょう。</p>
				
				<blockquote>
				  <p><a href="http://www.asahi.com/national/update/0411/TKY200804100360.html" title="asahi.com：「靖国」刀匠　議員「本人が削除希望」監督「なぜ変心」 - 社会">asahi.com：「靖国」刀匠　議員「本人が削除希望」監督「なぜ変心」 - 社会</a> <br />
				  <br />
				  １０日、朝日新聞の取材に応じた刀匠（９０）とその妻（８３）によると、０５年に李監督側から出演依頼の手紙が届いた。戦後、伝承されなくなった靖国刀の最後の刀匠として取り上げたいとの内容だった。刀匠は承諾し、李監督は靖国刀を制作している場面などを撮影した。 <br />
				  <br />
				  その後、李監督らが自宅に来て映像を見せたが、靖国神社に参拝する小泉首相（当時）とそれに反対する人たちに交じって刀を作る映像が流れていたため、「撮影を受けた趣旨と違う」と出演場面と名前の削除を頼んだという。 <br />
				  <br />
				  ３月末と今月９日に、有村議員から「国会で映画を審議しているからどう考えているのか意見を聞きたい」という内容の電話を受けた。刀匠は「出演は本意ではない。名前と映像を省いてほしいし、完成品を見たいと思っている」と伝えたという。 <br />
				  <br />
				  刀匠は「靖国刀の伝統技術や価値を後世に伝えてくれるものと思っていた。『靖国問題』と結びつけるとは思っていなかった。違う趣旨で映画が作られ、『靖国問題』に巻き込まれた」と話した。</p>
				</blockquote>
				
				<p>こういった問題が持ち上がっているにもかかわらず、李纓監督が、政治家の圧
				力によって刈谷氏が変心したと主張するのは、的外れに見えます。彼は、政治
				的に圧力をかけられている者として自身を位置づけて、発言しているわけです
				が、この刈谷氏の件に関して、今彼が行うべきことは、刈谷氏と向き合い、説
				明をし、映像の使用許可を得るために交渉をすることです。圧力にせいにする
				ことは、それから逃げているものと考えざるをえません。ドキュメンタリー映
				像の製作者として、やってはならないことです。</p>
				
				<p>有村参院議員が出演者に接触すること自体を不適切と捉える向きがあるようで
				すが、筋違いの批判です。希望に反して、自分の名前と映像を作品に使われた
				と言う人物がいたときに、事実確認のため本人にコンタクトをとることは自然
				な行為ではないでしょうか。</p>
				
				<p>これと同様の出来事として、文化庁所管の日本芸術文化振興会がこの作品に対
				して行った公的助成の適切性をめぐって、稲田朋美衆院議員と「伝統と創造の
				会」が試写会を要請したことについても、政治家の不当な介入であるとの批判
				がありましたが、的外れの批判であったと思います。</p>
				
				<p>日本芸術文化振興会は（１）政治的、宗教的宣伝意図がない（２）日本映画で
				あることを助成条件にしており、公的助成金拠出の適切性を判断するためには、
				映画内容を見る必要があるわけなので、稲田議員らが試写会を要請したことは、
				権力の不当な介入とは言えないでしょう。税金の使い方の適切性を議員がチェッ
				クすることは自然な行動であると考えます。</p>
				
				<p>もちろん、助成金拠出の適切性と、この映画を上映するかどうかは別問題です。
				実際、稲田議員自身も、文化庁所管の日本芸術文化振興会が公的助成を行った
				という、その一点に関して問題にしているのであって、いかなる政治的・宗教
				的な宣伝意図のある映画を製作しようと公開しようと自由であると述べていま
				す。</p>
				
				<blockquote>
				  <p><a href="http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080409/trd0804090413003-n1.htm" title="【正論】文化庁の映画助成　衆議院議員、弁護士・稲田朋美 - MSN産経ニュース">【正論】文化庁の映画助成　衆議院議員、弁護士・稲田朋美 - MSN産経ニュース</a> <br />
				  <br />
				  表現・言論の自由が保障されたわが国において、たとえ政治的、宗教的な宣伝意図のある映画を製作しようと公開しようと自由である。今回、映画『靖国　ＹＡＳＵＫＵＮＩ』（李纓監督）の一部映画館での上映中止をめぐって私が批判の矢面に立たされている。私たちが問題にしたのは、この映画自体ではない。そこに文化庁所管の日本芸術文化振興会が７５０万円の公的助成をしたこと、その一点についてである。</p>
				</blockquote>
				
				<p>現在のところ、「靖国」の製作者側は、刈谷氏に対して、名前と映像を使用す
				る同意が得られるように、積極的にコンタクトをとって、説明しようという意
				思は示していません。自らの表現の自由は守るけれども、出演者の権利のため
				に行動を起こさないのは、矛盾を感じます。</p>
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