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2007年春分図(東京)

東京での2007年春分図です.

sun aries ingress chart 2007 tokyo

おそらく,占星術に専門的な関心を寄せている方々の多くが,この春分図に 興味をもって観ておられるであろうと思います.

後付けですが,現在実際に起きていることと照らし合わせつつ読んでみると, あれあれという春分図です.

1ハウスのカスプ(アセンダント)は双子です.柔軟サインなので,William RameseyのAstrology Restored(1653)によれば,一年間の前半(春分から秋分ま での期間)は,この春分図の影響を大いに受けることになります.

1ハウスのルーラーは水星で,10ハウス魚にあり,デトリメント且つフォールと いう,芳しくない状態です.1ハウスは,日本という国を総体的に表しますが, 不安で,失望した状態にあります.正常な判断ができるような状態ではないと も読めます.水星は10ハウスにあるので,不安で失望した状態は,政府,首相 などの権力者と関係が深いことを示しています.

月は大衆の関心の在り処を表します.月は,牡羊内を移動している間は他の天 体とアスペクトをとりませんが,牡牛に入ったとたんに,10ハウス魚の水星と アスペクトをとります.政府や権力者に対して,人々の関心が向いていること を示しています.月は,牡牛に入ると,エグザルテーションのディグニティを もつことになりますが,最初にアスペクトをとる天体が,10ハウスにある状態 の悪い水星です.エグザルテーションは「一気に高まりを見せる」ことを示し ますから,政府に対する不満が一気に高まるとも読めます.

月は,2ハウスのルーラーでもあるので,国の経済の不安定さも表しています.

このように,経済的な不安定さと関係して,失望感や不安感が醸成され,政府 に対する不満が高まることを示していると読むことができます.

10ハウスの状態を観ると,10ハウスカスプにはペレグリンの火星があります. 10ハウスは水瓶で,ルーラーの土星は,対向する4ハウス獅子にあって,ペレグ リンと状態が悪く,その状態の悪い土星が,10ハウスカスプと合の火星とオポ ジションです.政府の性急な判断は,質のよいものではないでしょうし,政府 の状態も芳しくありません.

10ハウスを傷つけている火星は,6ハウスのルーラーです. Skyscript: Ingresses, an Introduction to Mundane Astrology によると,6ハウスは,Civil Serviceとありますから,公務員的な仕事や行政 サービスと関係があると考えられるかもしれません.

このチャートは,Alchabitiusというハウスシステムですが,火星は,ホールサ インシステムでも,6ハウスルーラーとなって,同じ読み方ができます.

Placidusというハウスシステムだと,火星は,12ハウスルーラーとなって,よ く見えない問題(12ハウス)が政府を苦しめると読めます.この場合,金星が 6ハウスルーラーとなりますが,月は牡牛に入って,水星,金星と順にアスペク トをとっていきますから,ハウスシステムとしてPlacidusを使っても,公務員 や行政サービス(6ハウス)が政府の状態の悪さや,人々の不安や不満と関係が 深いことを示しています.

現在,年金の問題(国の経済),社会保険庁(公務員,行政サービス)の問題 で,人々も,政府も,揺れているわけですが,この春分図を後付けで観ると, そういった現在の状況をよく現しているように思えます.

あと,6ハウスは,病気と関係するハウスですがが,麻疹が流行していることも 想起されます.大学を示す9ハウスのルーラーは土星で,状態が悪いですし.

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