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暗闇に光を

  • 2007-06-17 (Sun) 2:04
  • 社会

元公安調査庁長官の緒方重威氏が,在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)本部の土地、建物を自分の会社で購入したという事件が波紋を広げています.

安倍首相は,「朝鮮総連は,その構成員が拉致をはじめとする犯罪にかかわっ ていた事実が既に明らかになっている.破壊活動防止法に基づく調査対象にも なっている」とし,今は民間人とはいえ,かつては朝鮮総連を監視・調査する 立場であった緒方氏を批判しています.きつい言い方でですが,間違ったこと は言っていないです.

公安調査庁というのは,破壊活動防止法に基づいて,テロなどの破壊活動を行 う危険性のある団体を監視,調査するための組織なわけで,その組織の元長官 が,今は民間人とはいえ,朝鮮総連の利益になる行動をしていたというのは, 驚きです.

緒方氏自身は,今回の朝鮮総連本部の土地・建物取引に関して,朝鮮総連本部 の大使館的な機能を維持する目的があった,朝鮮総連を助けるために購入しよ うとしたと,発言していて,確信犯であることが分ります.

この土地取引に関して,緒方氏は,元日本弁護士連合会会長の土屋公献氏から依頼されたとしています.

土屋氏は,Wikipedia によると, 731部隊細菌戦国家賠償請求訴訟の弁護団長,アフガニスタン国際戦犯民衆法廷 の検事団長,戦後処理の立法を求める法律家・有識者の会,「慰安婦」問題の 立法解決を求める会の会長、9条ネット共同代表,日本の過去の清算を求める国 際連帯協議会日本委員会代表といった経歴の持ち主です.2002年までは「拉致 問題は存在せず、国交交渉を有利に進めたい日本側の詭弁である」と繰り返し 主張していたそうで(2002年に北朝鮮政府が「拉致」を認めたことで謝罪), 極端な左派の思想の持主のようです.

私は,元日弁連の会長が,極端な左派の思想の持主であろうと,朝鮮総連に対 して利益になる行動をしようとも,特に驚きはないのですが,さすがに元公安 調査庁長官が朝鮮総連を利する行動を堂々と行っているということには驚きま した.こういう問題は根が深くて,単純な構造ではないのでしょうが,真相が できるだけ表に出てくることを望みます.

土屋氏が,日弁連会長であったのは1994年から1996年,緒方氏が公安調査庁長官であったのは1993年から1995年で,時期が重なっています.この時代の政権 は,村山富市内閣でした.

思い起こせば,当時の政治体制は,

村山富市内閣総理大臣(1994.6-1996.1)
河野洋平外務大臣(1994.6-1996.1)
野中広務自治大臣・国家公安委員会委員長(1994.6-1995.8)
土井たか子衆議院議長(1993.8-1996.10)

といった顔ぶれが並んでいたんですね.

1995年1月には阪神淡路大震災,1995年3月には地下鉄サリン事件,國松孝次警 察庁長官狙撃事件と,騒然とした時代でした.危機的な時代であったのだと思 います.

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