金融危機

金融危機対策が市場で評価されたのか、現在のところ、ヨーロッパもニューヨー クも株価は上がっています。しかし、今回の金融危機は根が深く、複雑なもの であり、これで問題が根本的に解決されたとは思えません。また、金融危機を 回避するためにとっている現在の対策が、今後の経済に長期間好ましくない影 響を残すということも考えられます。現段階では、ともかく目の前の危機を回 避するための措置をとっているという段階でしょう。

米国ワシントンでの2008年春分図を見てみます。

2008年春分図(ワシントン)

アセンダントは射手で、アセンダントのルーラーは木星です。アセンダントのルーラーは国の状態を総体的に表しています。

木星は、それ自体が富を表す天体です。ホールサインハウスでは、木星は2ハ ウスに入ります。2ハウスは国家の金融の状態を表します。このように、この ホロスコープにおいて、木星は、国家の金融の状態をよく表しており、国の状 態は金融の状態に左右されることが示されていたのでしょう。

また、月が木星にアスペクトしており、この時期、人々の関心が金融や富に向 けられることも示されています。

木星は、山羊18度にあります。木星にとって、山羊は居心地のよくない場所で あり、フォールとなります。木星は、もともと楽観的に拡がっていく働きがあ りますが、山羊にあるため、その本来の性質が発揮できない状態にあります。 バブルがしぼんだ状態と言えるでしょう。木星が入っている山羊は、土星が支 配するサインであり、互いの猜疑心により信用が収集している状態を表してい るのかもしれません。

金融を表す2ハウスのルーラは土星です。土星は乙女3度にあって、ペリグリ ンです。さらに、土星は逆行しており、ケーデントにありますから、金融の力 の弱さが示されています。

土星は火星とアスペクトをもっています。さらに、木星は火星とエグザルテー ションを交換しています。火星は、蟹にあって、フォールとなっており、状態 はよくありません。火星は7ハウスというアングルにありますから、火星が表 す困難がこの時期目立ったものになることを表しています。このホロスコープ において、土星も木星も金融を表しますから、金融に関する問題は、火星と関 係が深いと考えられます。

興味深いことに、火星は、4ハウスのルーラーです。4ハウスは、土地や住宅 を表します。住宅市場も4ハウスが表します。今回の金融危機は、住宅のサブ プライムローンが発端となっていることを思い出させます。

火星は、7ハウスにあるので、当然、7ハウスが管轄する事象と関係します。 様々な解釈の可能性があります。単純に、戦争(7ハウス)によって、富(木 星、土星)が傷つけらることを表しているのかもしれません。あるいは、7ハ ウスは1ハウスに敵対する場所であり、住宅や金融に関係する問題が、国家の 状態を危うくすることを示しているとも考えられます。

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