このブログにもHoshitani Noteの方にも書きましたが、今年のはじめに2009年の春分図を読んだときは、今年の衆議院選挙において与党と野党のいずれが有利であるかは一概には言えない、どちらにも決め手はないと判断していました。
しかし、実際には、8月30日の衆議院選挙で民主党が308議席獲得したわけで、当時の野党が圧勝したという結果になりました。
春分図とは無関係に、6月、7月、8月と、選挙に関する世論調査の結果などをみていると、どうも民主党がかなり優勢なんだろうという予想が世間を覆っていましたし、実際にも民主党の圧勝という結果になり、この春分図はどう読むべきであったのかということをずっと考えていました。
たとえ後付けであっても、結果を見て、マンディーン・チャートをどう読むべきかを考察・調整することは、技法を磨く上では重要なことだと考えます。
この春分図に関して、ようやく現在の考えがまとまったので、Hoshitani Noteの方にまとめました。2009年11月12日のメモというのがそうです。
Hoshitani Noteに書いたことをこちらにも書いておきます。
まず、東京の2009年春分図は次の通りです。
2009年春分図(東京)

第一に、Morinの方法にしたがって、春分図のルーラーについて検討しました。結論として、春分図のルーラーは火星になると判断しました。
火星が、チャートのルーラーであるということは、争い、闘争、力の行使といったことがテーマとなりやすいと言えます。
しかも、火星は、春分図のASCのルーラーで、5ハウス(選挙)にあります。国民の怒り、力の行使の行き場は、選挙(5ハウス)へと向うと考えることができます。選挙における国民の怒りの表出や力の行使は、えてして与党に向かいやすいものであり、そうしたことが一年のテーマとなっていることは、与党自民党には不利に働く可能性が高いです。
また、火星は、もともと、やりすぎるところがあって、火星が表す力の行使は、必ずしも合理的とは言い難いこともあります。私には、今回の選挙での極端な結果が、国民の憂さ晴らし的な色合いを帯びているように見えます。
以上は、春分図のルーラーに基づいての考察です。今年のはじめに春分図を読んだときは、春分図のルーラーについての考察が抜けていました。これが最も大きな反省点です。
ちなみに、11ハウス(議会、特に衆議院)のルーラー水星が、5ハウス(選挙)にあり、月が水星とのセクスタイルで近づいていますが、このことも、ASCルーラーの火星が5ハウスにあることとともに、国民の選挙に対する 関心の強さを現しています。選挙が一大テーマとなった一年でした。
第二に、今年のはじめに春分図を読んだときは、10ハウス与党(自民党)と4ハウス野党(民主党)の強さを比べ、どちらが強いとは言えないと考えましたが、これに関して再検討しました。
まず、与党10ハウスにはテールがあり、野党4ハウスにヘッドがあります。この点からは野党有利と言えます。また、5ハウスルーラー木星が4ハウスにあるのは、野党有利を示していると考えます。これらは今年はじめの読み方の通りです。
今年はじめの読み方では、10ハウスと4ハウスのルーラーを比較すると、与党やや有利となるとしました。しかし、これは逆で、以下に示すように、野党有利と読み方を調整すべきなのかもしれません。
与党10ハウスのルーラーである太陽は、5ハウスにありますが、微妙な位置です。むしろ、6ハウスのケーデントに落ちつつある位置(落日の位置)にあると見た方がよいのかもしれません。それに対し、野党4ハウスのルーラー土星は11ハウスにあり、強いです。
エセンシャルなディグニティは、太陽は牡羊でエグザルトしており、乙女でペリグリンの土星よりも、質は良いと言えます。しかし、選挙での強さは、質の良し悪しではなく、力の大小が問題となります。悪い人でも強いことが重要視されるべきなのです。その意味で、11ハウスにあり、チャートのより高い位置にある土星(野党)の方が有利と見るべきなのかもしれません。
第三に、月(国民の関心)のアスペクトについては、今年はじめの読み方では、野党がやや不利としましたが、以下に示すように、このことに関しては再検討が必要だと考えます。
- 今年はじめの読み方では、月が、野党4ハウスのルーラー土星とのトラインから離れ、5ハウス水星とのセクスタイルへと近づいており、土星と水星がオポジションであることは、野党に不利であることを示すとしました。
- しかし、野党の不利を表しているとは言えない別の読み方も可能です。すなわち、11ハウスの土星は議会(11ハウス)での障害、遅滞を現しているとします。これは、野党4ハウスが引き起こした衆議院と参議院のネジレ現象によるものです。しかし、国民の関心はもはやそこには留まっておらず、その先の選挙での決着(5ハウス水星)へと向かっていると解釈します。そう考えると、月が野党(4ハウス)のルーラー土星とのトラインから離れつつあることは野党の不利を現しているとは言えなくなります。
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