Home > 占星術 > マンディーン占星術 Archive
マンディーン占星術 Archive
参議院選挙(3)
参議院選挙の投票日は明日です.
これまでのエントリでは,春分図,秋分図を使って,参議院選挙と選挙後の動 きについて見てきました.
「参議院選挙」 で見たように, 選挙期間中を支配する2007年春分図では,野党(4ハウス)が与党(10ハウス) よりも力が強く,参議院は安定せず,力がありませんでした.衆議院自体は力 が強いですが,野党側が衆議院において勢いづいています.
「参議院選挙(2)」 で見たように, 選挙後の9月以降を支配する2007年秋分図では,与党も野党も実行力に欠け, 衆議院も参議院も安定せず,力がありません.
このエントリでは,投票日の前に起きた満月図,新月図と,投票開始のイベント 図を見ます.
投票開始は2007年7月29日午前7時です.この前に起きる新月と満月は,満月が 6月30日,新月が7月14日です.選挙直後の7月30日に満月が起きますが,ここで は,選挙前の新月,満月に焦点をあてます.
まず,6月30日の満月図です.

満月図 2007年6月30日(東京)
与党を表す10ハウス射手のルーラー木星は,自らが支配する射手にあって,質 はよいです.しかし,9ハウス(ケーデントハウス)にあるので,力は弱く, 逆行しているので,思うように力を発揮できません.とはいっても,春分図の 10ハウスルーラー土星の状態と比べると,随分良い状態です.
野党を表す4ハウス双子のルーラー水星は,蟹にあってペレグリンです.4ハウ スというアングルにあるという点では強いですが,太陽に近く,コンバストの 状態です.水星は,逆行しつつコンバストから逃れようとしていますが,いか んせん太陽に近すぎます.良い状態とは言えません.
与党(木星)と野党(水星)を比べると,やや与党のほうが有利であるように 思います.春分図で野党が有利あったこととは矛盾します.しかし,この満月 図における与党(木星)の状態が,春分図の影響を覆すほどの強さがあるとは 思えないので,選挙直前の与党側の頑張り,野党側の伸び悩みは表すかもしれ ませんが,春分図における野党の有利は動かないと考えます.
次に,7月14日の新月図です.

新月図 2007年7月14日(東京)
アセンダントが魚3度です.春分図における10ハウス水星は魚2度で,1度差の合 となります.春分図の水星は,5ハウス(参議院)のルーラーで,10ハウス(政 権,与党)にあり,状態が悪く,与党に逆風の参議院選挙を表していると考え ると,参議院選挙直前の新月図のアセンダントがこの場所に来るというのは, 面白いです.
10ハウス(与党)のルーラーは木星,4ハウス(野党)のルーラーは水星です. 木星は逆行していますが,自らのサインにあって,MCと合ですから,強いで す.水星は,4ハウスの最後にあって,ペレグリンです.木星の方が強いです. 満月図と同様,与党のほうが強く,春分図とは逆です.選挙戦に入ってから, 与党が頑張りを見せ,野党は今ひとつ与党を追い込めないという状況を表して いるのかもしれません.
最後に,投票のイベント図です.7月29日の午前7時のチャートです.

参議院選挙投票開始 2007年7月29日(東京)
アセンダントは乙女1度で,春分図の魚2度の水星がディセンダントと合です. 因果なものですね.
10ハウス(与党)のルーラーは金星です.金星は乙女にあってフォールの状態 です.逆行しています.アセンダントと合です.
4ハウス(野党)のルーラーは火星です.火星は牡牛にあって,デトリメント の状態です.MCと合です.
どちらも,アングルにありますが,エセンシャルなディグニティが低いですね. ディグニティは格式とか威厳とか,そんな意味がありますが,品位がない,威 厳がない,与党も野党もそんな状態です.
火星(野党)が10 ハウス(与党)にあるというのは,敵の陣地にあるというこ とであり,この点は野党の不利を表していますが,MCの手前にあるので,敵 の掌中に捕らわれているというほどではありません.
月は,火星(野党)とアスペクトします.4ハウス(内)に射手の木星があり ます.
投票のイベント図では,総合的に見て,野党が有利と考えます.エセンシャル なディグニティが高い木星が4ハウスにあるといこともありますが,それよりも, 月が火星(野党)とアスペクトしていることが大きいです.選挙民は野党の方 を向いているということです.
以上,参議院選挙投票前の満月・新月図,投票のイベント図を見ました.これ までのエントリで見てきた春分図,秋分図と合わせて考えると,大局(春分図) では,野党が有利に事を運びますが,局所(満月・新月図)では,与党が選挙 戦で頑張りを見せ,野党が今ひとつ与党を追い込めないといった状況も生まれ ているのかもしれません.
しかし,与党の局所的な善戦(満月・新月図)が,大局での与党の不利・野党 の有利(春分図)を覆すほどのものであるとは考えづらいので,結局は,参議 院選挙では野党が勝利を収める結果になると思います.これはメディアで言わ れている選挙予測と同じことなので,ことさら新しいことではありません.
選挙後の秋分図では,与党も野党も強い実行力がなく,決め手に欠けることが 示されています.したがって,選挙後の政党間の連携,人の出入りを含めても, 与党が参議院で過半数を維持できるとは考えづらいです.
野党が参議院で過半数を占めることになるか,あるいは,与党も野党も過半数 を占めることができず,他の政党や会派がキャスティングボートを握るといっ た不安定な政局運営になるのではないかと思えます.
選挙結果が出てみたら,与党がえらく善戦していて,占いが外れるかもしれま せんが,そのときはまた,現実の政局の動きと,ホロスコープを見直したいと 思います.
- Comments: 0
- Trackbacks: 0
参議院選挙(2)
先のエントリ「参議院選挙」 では,2007年の春分図を題材にして,参議院選挙と選挙後の動きについて考え ました.大方のメディアで言われている予測と同じく,春分図においても,与 党不利,野党有利であることが読み取れました.
また,春分図における参議院の状態が不安定であることから,選挙の後,与党 が,国民新党と連携したり,新党日本や民主党からの離脱者を取り込んだとし ても,与党が参議院で過半数を維持することは難しいのではないかと書きまし た.
先のエントリ「参議院選挙」 で書いたことの概要は以上の通りですが,さらにうだうだと考え続けていて, 参議院の状態が不安定であるというのは,与党と野党のいずれが過半数を占め るのか,曖昧な状態もありえるのではないかと思いつきました.国民新党や, 無所属の議員が,条件付きで与党と連携したり,法案ごとに連携するかどうか を決めるような場合です.そういった場合には,厳密に言えば,自民党と公明 党の連立与党も,民主党を中心とした野党も,どちらも過半数をもっていない という状況になります.参議院の状態は,やはり不安定なものとなります.
さて,春分図のアセンダントは柔軟サインの双子でした.William Rameseyの Astrology Restored (1653)によれば,春分図のアセンダントが柔軟サインの場 合は,四季図のうち,春分図と秋分図を見なさいとされています.そこで,こ のエントリでは,秋分図について考えてみます.東京の2007年秋分図を以下に 示します.

2007年秋分図(東京)
秋分図は2007年9月23日のホロスコープになります.秋分図が支配するのは 2007年秋分から2008年の春分までの期間であり,秋分の時点では7月の参議院選 挙は既に終わったことですが,参議院選挙の結果起きる出来事や情勢は,この 秋分図に示される可能性があると考えます.
また,今年の9月の段階で,政権与党が民主党になっているとは考えづらいので, この秋分図の段階でも与党は自民党と公明党の連立与党であるとします.
秋分図はアセンダントが牡羊28度,ルーラーは火星です.与党,野党,衆議院, 参議院それぞれのハウス,ハウスカスプのサイン,ルーラーは以下の通りとな ります.
与党:10ハウス,サインは山羊,ルーラーは土星.
野党:4ハウス,サインは蟹,ルーラーは月.
衆議院:11ハウス,サインは水瓶,ルーラーは土星.
参議院:5ハウス,サインは獅子,ルーラーは太陽.
春分図と同じく,秋分図でも与党は土星となります.土星は衆議院のルーラー でもあります.土星は,乙女に入ったところです.獅子にあったときよりは状 態が良くなっていますが,ペレグリンであり,テイルと合です.ハウスは,参 議院を表す5ハウスにあります.
ペレグリンには流浪するという意味があることから分かるように,ペレグリン な天体は,自らの力で道を切り開いていくことは不得意であり,安定した働き をしづらいです.
状態の良くない天体がテイルと合になると,悪い影響が減ぜられるという考え 方もありますが,政党は善であろうと悪であろうと,自らの意思で動くことが できないなら,指導力を発揮できないわけで,むしろ,この場合,テイルと合 のペレグリン土星は,落とし穴に嵌って動けない状態にあると考えるのが適切 でしょう.また,テイルとの合は,スキャンダルとも読めます.これまで閣僚 の問題が続いてきましたが,選挙後はどうなるでしょう.
乙女の土星は,天秤の水星とディグニティを交換しています.水星は,行政 サービスや公務員を表す6ハウスのルーラーであり,メディア・報道を表す3ハウス のルーラでもあります.水星は,7ハウスカスプ近くのアングルにあって,トリ プリシティのディグニティをもっており,状態は悪くないです.公務員制度改 革と言いつつ,結局,抜け道だらけの制度改革にならないか,その見返りとし て,与党の政局運営に公務員(省庁)が協力するようなことにならないか,よ く見ておくとよいと思います.また,メディアと与党との関係も注視すべきで でしょうね.
野党を表す月は,水瓶にあって,ペレグリンです.与党を表す土星もペレグリ ンでしたから,野党も与党も実行力に欠けます.月(野党)は,11 ハウスのカ スプに近いので,衆議院を表す11ハウスにあると考えてよいでしょう.月(野 党)は,与党が多数を占める衆議院でふらふらした状態にあります.
参議院を表す太陽は,天秤にあってフォールです.春分図における5ハウスルーラー 水星と同じく,安定せず,力がありません. 太陽(参議院)は6ハウスにあります. 6ハウスは,行政サービスや公務員を表します.天秤の太陽は,獅子の金星と,ディグニティを 交換しています.金星は,経済を表す2ハウスのルーラーであり,5 ハウス(参 議院)にあります.年金といった経済に関わること,社会保険庁のような行政 サービス・公務員に関わることが密接に関連していて,そういった事柄が参議 院での話題となっていくということでしょう.
月(野党)は木星とのセクスタイルから離れて,金星(2ハウスルーラ)とのオ ポジションに向かっています.参議院で議論される経済に関連する法案は,野 党の満足できるものではないことを示しているように見えます.
以上のように考えていくと,与党を表す土星は5ハウス(参議院)でペレグリン, 野党を表す月は11ハウス(衆議院)でペレグリンですから,どちらも強くあり ません.土星は水星とのディグニティの交換より強められていますが,テイル との合により力が弱められています.与党も野党も決定力に欠けるように見え ます.
衆議院(11ハウス)では,与党が多数であり,野党(月)はなすすべがなく, 参議院(5ハウス)では,与党(土星)がふらふらしている, 衆議院(土星)で何かを決めても,参議院(5ハウス)では力をもたない, 参議院(太陽)も力が弱い,そういったように読めます.
やはり,参議院選挙の結果,参議院では,野党が過半数をとったり,あるいは, 連立与党も野党も過半数を占めることができず,他の政党や会派がキャスティング ボートを握るといったことになって,不安定な政局運営になるのではないかと思えます.
野党も強くないということは,野党が参議院選挙で勝ったとしても,それによっ て,野党が圧倒的な力をもって,与党を押していくということにはなりづらく, また,与党が,法案を通すために,野党案を丸呑みするようなことにもならな いと考えます.
国の総体的な状態を表す1ハウスのルーラー火星もペレグリンです.政局の運営 が不安定な状態となり,大切なことを決定できない状態になることがが危惧さ れます.
火星(国の総体的な状態),土星(与党,衆議院)もディスポジターが水星で す.水星は3ハウス(報道,メディア),6ハウス(行政サービス,公務員)の ルーラーです.そして,水星は,ペレグリンではなく,ディグニティをもち, アングルにあって強いです.水星は7ハウスカスプの近くにあり,1ハウスに相 対する場所にあります.メディアや,官僚に踊らされて,重要な決定を下すこ とができず,迷走状態になることは避けたいものです.
- Comments: 0
- Trackbacks: 0
参議院選挙
参議院選挙の投票日7/29が迫ってきました.メディアでは,自民党は非常に厳 しい状況であり,民主党の有利を伝えています.選挙の結果,自民党と公明党 の連立与党の獲得議席は過半数を割るであろうというのが大方の予測です.
現在の関心の焦点は,選挙結果が与党敗北であったとしても,選挙後,国民新 党との連携や,新党日本や民主党からの離脱者の取り込みなどによって,与党 が過半数の議席を維持できる程度の小敗北なのか,あるいは,そんなことをし ても到底過半数維持は望めない大敗北なのか,ということにあるようです.
私には小敗北と大敗北との境目が何議席なのかは,よく分かりません.選挙で 自民党が45議席とれば,負けは負けにせよ,選挙後のゴニョゴニョした動きに より過半数は維持できるという話もあるようですが,そのあたりの数読みはよ く分かりません.
与党大敗北で,参議院で過半数を失った場合,衆議院と参議院でねじれ現象を 起こし,国会運営はごたごたするでしょうね.衆議院の優越 (衆議院可決後に法案が参議院で否決されても,衆議院で3分の2以上の賛成を もって再度可決すれば,衆議院の議決が国会の議決となるなど)があるいって も,直近の選挙結果を無視するのかと批判され,内閣支持率に跳ね返るでしょ うし,民主党の法案を丸呑みすれば,存在感を失い,ジリ貧でしょうし.また, 野党側も,参議院で否決や議決しないことを繰り返していると,国民からそっ ぽを向かれるかもしれません.
このあたりの状況について,占星術の観点からホロスコープをながめてみます. 世相を占うマンディーン占星術では,四季図,新月図,満月図,イベント図と いったホロスコープを用います.なかでも,太陽が牡羊に入る春分図は,一年 の状況を象徴的に表すホロスコープです.2007年の東京での春分図は次の通り です.

2007年春分図(東京)
先のエントリ「2007年春分図(東京)」 でも書いたように,年金問題や社会保険庁の問題が顕在化した時点から後付け で観ると,この春分図には,経済やお金に関わる問題や,行政サービスに関わ る問題で,国民の不満が高まったり,政府の力が弱まることが示されているよ うに見えます.
春分図で,政府や与党などの権力側は10ハウスが表します.10ハウスは水 瓶で,ルーラーの土星は獅子にあってデトリメントですから,質がよくないで す.そのうえ,土星は火星からオポジションを受けていて,さらに痛んでいま す.火星は,行政サービスや公務員に関連する6ハウスのルーラーです.
1ハウスは,国の状態を総体的に表します.1ハウスルーラーは水星です.水 星は,魚にあって,デトリメント且つフォールとなり,状態が悪いです.しか も,水星は10ハウスにありますから,政府に対して失望している状態です.
これに対して,野党の状態は,10ハウスに対抗する4ハウスで表されるとす ると,4ハウスカスプ(IC)には状態の悪い土星がありますから,必ずしも,状 態が良いとは言えず,政府(土星)から攻撃を受けるのでしょうが,4ハウス ルーラーの太陽は,牡羊でエグザルテーションですから,勢いがあります.
野党(4ハウス)を支配する太陽は,11ハウスにあります.11ハウスには 様々な意味がありますが,その一つの意味は衆議院です.どうして野党が衆議 院で勢いづいているのだろうと,最初は思ったのですが,よく考えると,野党 が年金記録の問題で政府を追及したのは,衆議院の場であり,その急先鋒は, 民主党衆議院議員の長妻昭さんでした.
長妻さんの出生時間は不明なので,誕生日の太陽カルミネート時のホロスコー プを以下に示しますが,面白いことに,長妻さんの出生時の牡羊火星と, 春分図の11ハウス月が1度差の合です.

長妻昭衆議院議員の出生図(出生時間不明のため,太陽カルミネート時のホロスコープ)
春分図の月は,国民の関心の対象を表すとともに,2ハウスのルーラーですか ら,経済も表します.その春分図の月が,年金問題を追及した長妻さんの出生 時の火星と合になるわけです.国民の関心の方向と長妻さんの行動,追及の方 向が合致したと考えると,面白いと思いませんか.
長妻さんの出生時間は分からないので,何ら確定的なことは言えませんが,長 妻さんの出生図では,土星,木星,火星のいずれかが,チャートルーラーにな ると思います.推測の域は出ませんが,長妻さんの出生図にとって,火星は重 要な天体なのかもしれません.
さらに脱線しますが,11ハウスの太陽(野党),月(国民の関心,経済)の ディスポジターは火星ですが,火星は,社会保険庁のような行政サービスを表 す6ハウスのルーラーです.意味深です.
さて,春分図に戻ります,衆議院は11ハウスが表すと書きましたが,参議院 は,これに対抗する5ハウスが表すという考え方があります.5ハウスは乙女 で,ルーラーは水星です.1ハウスのルーラーと同じです.水星は10ハウス 魚にあって,デトリメント且つフォールで,質が悪いです.参議院の状態は不 安定であり,国の状態の不安定さと根が同じです.
この春分図のみから判断すれば,与党よりも野党の方が強いです.経済の問題, 行政サービスの問題が影響して,与党に対する不満が高まります.参議院の状 態は不安定です.これは,現在の状況そのままであり.新情報はないわけです が,参議院の状態が不安定ということは,与党は過半数を維持できないのでは ないかと思わせます.春分図のみからの判断なので,占星術的根拠は弱いです が.
- Comments: 0
- Trackbacks: 0
- Search
- Feeds
- Meta



