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	<title>Festina lente &#187; セクト</title>
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	<description>Traditional Astrology and Spirituality by Kensuke Hoshiani</description>
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		<title>Joseph Craneのヘレニズム占星術紹介 (2)</title>
		<link>http://www.hoshitani.com/festinalente/2008/03/25/introduction-hellenistic-astrology-by-joseph-crane-2/</link>
		<comments>http://www.hoshitani.com/festinalente/2008/03/25/introduction-hellenistic-astrology-by-joseph-crane-2/#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 24 Mar 2008 16:43:26 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Kensuke Hoshitani</dc:creator>
				<category><![CDATA[セクト]]></category>
		<category><![CDATA[ネイタル占星術]]></category>
		<category><![CDATA[占星術]]></category>

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		<description><![CDATA[前回のエントリ「Joseph Craneのヘレニズム占星術紹介」 に引き続き、Joseph CraneがMountain Astrologer April/May 2008に寄稿してい るヘレニズム占星術の紹介記事を材料に、他の伝統占星術の文献も参照しなが ら、ヘレニズム占星術、および、伝統的な占星術について書いていきます。 Joseph Crane: A Practical Introduction to Hellenistic Astrology, The Mountain Astrologer, Issue 138, April/May 2008, pp.65&#8211;73 (2008). ヘレニズム占星術では、天体のあいだのアスペクトを考慮する前に、まず天体 の状態について検討します。これは、ヘレニズム占星術だけのことではなく、 中世期・ルネッサンス期の占星術でも同様で、17世紀以前の伝統的な占星術の 特徴といえます。 伝統的な占星術は、天体の状態を評価するための様々な方法を備えていますが、 Joseph Craneの記事では、ヘレニズム占星術において使われた方法として、セ クト、オリエンタル／オキシデンタル、ディグニティが取り上げられています。 このうち、セクトについて見てみます。セクト(Planetary Sect)という考え方 は、現代の占星術にとってはあまり馴染みがないかもしれませんが、ヘレニズ ム占星術においては重要視された考え方です。 セクトについては、Joseph Craneの記事でも簡単に紹介されていますが、 Robert Handによる次の著作が分かりやすくてお薦めです。 Robert Hand: Night and Day &#8211; Planetary Sect in Astrology, ARHAT (1995). セクト(sect)という言葉は、Robert [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				<p>前回のエントリ<a href="/festinalente/2008/03/16/introduction-hellenistic-astrology-by-joseph-crane/">「Joseph Craneのヘレニズム占星術紹介」</a>
				に引き続き、Joseph CraneがMountain Astrologer April/May 2008に寄稿してい
				るヘレニズム占星術の紹介記事を材料に、他の伝統占星術の文献も参照しなが
				ら、ヘレニズム占星術、および、伝統的な占星術について書いていきます。</p>
				
				<p><span id="more-63"></span></p>
				
				<ul>
				<li>Joseph Crane: A Practical Introduction to Hellenistic Astrology, The
				Mountain Astrologer, Issue 138, April/May 2008, pp.65&#8211;73 (2008).</li>
				</ul>
				
				<p>ヘレニズム占星術では、天体のあいだのアスペクトを考慮する前に、まず天体
				の状態について検討します。これは、ヘレニズム占星術だけのことではなく、
				中世期・ルネッサンス期の占星術でも同様で、17世紀以前の伝統的な占星術の
				特徴といえます。</p>
				
				<p>伝統的な占星術は、天体の状態を評価するための様々な方法を備えていますが、
				Joseph Craneの記事では、ヘレニズム占星術において使われた方法として、セ
				クト、オリエンタル／オキシデンタル、ディグニティが取り上げられています。</p>
				
				<p>このうち、セクトについて見てみます。セクト(Planetary Sect)という考え方
				は、現代の占星術にとってはあまり馴染みがないかもしれませんが、ヘレニズ
				ム占星術においては重要視された考え方です。</p>
				
				<p>セクトについては、Joseph Craneの記事でも簡単に紹介されていますが、
				Robert Handによる次の著作が分かりやすくてお薦めです。</p>
				
				<ul>
				<li>Robert Hand: Night and Day &#8211; Planetary Sect in Astrology, ARHAT (1995).</li>
				</ul>
				
				<p>セクト(sect)という言葉は、Robert Handによると、division(区分)を表します。
				cut(切断する) あるいは divide(分割する)を意味するラテン語の<em>seco</em>に由来
				する言葉だそうです(Night and Day, p.2)。</p>
				
				<p>伝統的な占星術において、セクトとは、昼のセクト（区分）と夜のセクト（区
				分）を指し、天体を昼のセクトに属する天体と、夜のセクトに属する
				天体に分け、それぞれを昼の天体、夜の天体と呼びます。</p>
				
				<p>昼の天体は、土星、木星、太陽です。夜の天体は、火星、金星、月です。</p>
				
				<p>水星は、Joseph Craneの記事の中では、直接的に定義されていませんが、太陽
				より先に東の地平線を昇るときは、昼のセクトに属し、太陽より後に東の地平
				線を昇るときは、夜のセクトに属し、夜生れのホロスコープで質が向上します。
				モーニング・スターとしての水星は昼の天体であり、イブニング・スターとし
				ての水星は夜の天体という言い方もできます(Night and Day, p.4)。</p>
				
				<p>次に、出生を昼生まれと、夜生れに分けます。出生ホロスコープで、太陽が地
				平線より上にあれば昼生まれ、地平線より下にあれば夜生れです。</p>
				
				<p>このとき、昼生まれのホロスコープでは、昼の天体の質が向上します。一方、
				夜生れのホロスコープでは、夜の天体の質が向上します。「質」というのは、
				分かりづらい表現ですが、ざっくばらんに言えば、昼の天体は、昼の方がは調
				子がよく、夜の天体は、夜の方が調子がいいと考えてください。人間でも、昼
				の方が調子のいい人と、夜のほうが調子のいい人がいますよね。それと同じよ
				うなもんです。</p>
				
				<p>さらに、昼の天体である土星と木星は、地平線を境にして、太陽と同じ側にあ
				り、且つ、昼のサイン（男性サインと同じ; 火と風のサインのこと）にあると
				き、質が向上します。夜の天体である火星、金星、月は、地平線を境にして、
				太陽と逆の側にあり、且つ、夜のサイン（女性サインと同じ; 地と水のサイン
				のこと）にあるとき、質が向上します。</p>
				
				<p>このように、セクトは、</p>
				
				<p>（１） 出生が昼生まれか夜生れか　<br />
				（２） 天体が、地平線を境にして太陽と同じ側にあるか、逆の側にあるか<br />
				（３） 天体が、昼のサインにあるか、夜のサインにあるか</p>
				
				<p>という３つの条件を考慮に入れますが、Robert Hand は、ヘレニズム占星術で
				もっとも重要だと考えられたのは、（１）の昼生まれか夜生れかという条件で
				あると述べています。Robert Handは、ギリシャ語の文献の多くは（１）の条件
				しか言及していないことから、そう推察しています。続いて、2番目に重要なの
				が、（２）の地平線を境にした太陽との位置関係であり、最後に、（３）のサ
				インの昼／夜の別を考慮したそうです　(Night and Day, p.6)。</p>
				
				<p><a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%8B">ルディー・ジュリアーニ</a>
				の出生ホロスコープで、天体のセクトをみてみましょう。</p>
				
				<p>__ルディー・ジュリアーニの出生ホロスコープ__<br />
				<img src="/charts/natal/rudy_giuliani_natal_wh_1.gif" alt="Rudy Giuliani Natal Horoscope by Whole Sign House" /></p>
				
				<p>ジュリアーニの出生ホロスコープでは、太陽は地平線より上にありますから、
				昼生まれです。したがって、土星、木星、太陽の質は向上します。</p>
				
				<p>さらに、土星と木星は、地平線を境にして太陽と同じ側にあり、且つ、昼のサ
				インにありますから、セクトの観点からは、非常に質がよい状態にあると言え
				ます。</p>
				
				<p>水星は、太陽より先に東の地平線を登っているので、昼のセクトに属します。
				太陽と同じ側にありますが、夜のサインにあります。</p>
				
				<p>火星は、夜のセクトに属する天体です。ジュリアーニは昼生まれであり、火星
				は地平線を境に太陽と同じ側にあり、昼のサインにありますから、セクトの観
				点からは火星の状態はよくないといえます。</p>
				
				<p>金星も夜のセクトに属する天体です。夜のサインにありますが、セクトの観点
				からは良い状態とはいえません。もちろん、ディグニティの観点からは、牡牛
				という自分のサインにありますから、質の良い金星なわけですが。</p>
				
				<p>さて、Joseph Craneの記事では、ジュリアーニの出生ホロスコープで、最初に、
				土星に注目しています。この出生ホロスコープでは、太陽が10ハウスにあり、
				目を引きますが、それを支えているのは土星であると述べています。</p>
				
				<p>10ハウスの太陽は、リーダーを表すわけですが、土星は、先にみたように、セ
				クトの観点からは良い状態であり、双子という風のサインにありますから、ト
				リプリシティのディグニティをもちます。しかも10ハウスという強いハウスに
				あります。</p>
				
				<p>太陽も双子にありますから、土星は太陽をトリプリシティによりディスポーズ
				している状態であり、そういう意味で、太陽のリーダーシップは、この土星が
				表す「良い質」の厳格さに支えられているわけです。</p>
				
				<p>Joseph Craneは、この土星が表すエピソードとして、ジュリアーニが、ニュー
				ヨーク市長になる前は、検事としてマフィアの一掃作戦や、ウォール・ストリー
				トの大物をインサイダー取引で告発したことを引き合いに出しています。
				しかし、10ハウスの太陽、土星には、火星がアスペクトをもっており（ヘレニ
				ズム占星術ではアスペクトは、天体のオーブは考えず、サインのあいだの関係
				でみます）、やり過ぎ(overkill)の傾向もみられると付け加えています。</p>
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