マンディーン・チャートのルーラー(Rulers of Mundane charts)

マンディーン・チャートのルーラーの選択の方法には様々なものがありえる。ここでは、Jean Baptiste Morinの方法について、Astrologia Gallica Book 25 [Morin]にしたがって、簡単に紹介する。

Morinによるマンディーン・チャート・ルーラー選択法

Jean Baptiste Morinは、Astrologia Gallica Book Twenty-Five [Morin]の次の章で、マンディーン・チャートのルーラーを選択する方法を示している。(MorinのAstrologia Gallica 25 は、途中から読んでも理解しづらい構成になっているので、最初から読むことをお薦めする。)

  • Chater 9 「How the rulers of Universal Constitutions should generally be chosen」, pp.65-75: マンディーン・チャートのルーラーを選択する方法が解説されている。
  • Chapter 10 「The Application of what was hust said, and the Election of Rulers in the Figures shown above」, pp.75-80:幾つかのマンディーン・チャートを例にとって、それぞれのルーラーをどのようにして選択するかが解説されている。

Morinによる方法の概略は以下の通りである。

I. 原則として、マンディーン・チャートにおいて、次に示す点を支配するルーラーのうち、最も状態が良く、強い天体が、マンディーン・チャートのルーラーとなる。

  • マンディーン・チャートにおける主点(principal point, primary point)を見る。
  • 4つのアングル(ASC, MC, DES, IC)を見る。中でも、ASCとMCを重視する。ASCとMCの間ではASCを重視する。
  • 主点となる天体が逆行していないならば、サイン順で主点に続くアングルを重視する。主点が逆行しているならば、サイン順で主点に先行するアングルを重視する。ただし、主点が、或るアングルと1度以内合ならば、そのアングルを重視する。
    • たとえば、クォドラント・ハウスにおいて、主点が逆行しておらず、主点が10,11,12ハウスにあり、主点がMCと1度以内の合でないのであれば、ASCが重要なアングルとなる。

II. Iで示した原則に加えて、次に経験則がある。

  • 原則Iにおいて、天体の状態の良さ、力の強さは、天体のエセンシャル・ディグニティ、天体へのアスペクト、アンギュラーかどうかなどの基準によって、推し量る。
  • マンディーン・チャートの主点のルーラーと、主点に続く、或いは、先行するアングルのルーラーが同一の天体ならば、その天体は非常に強いと考えることができる。
    • ここで、主点に続く、或いは、先行するアングルとは、原則Iにしたがって、主点の順行/逆行の区別や、主点とアングルの間に1度以内の合が成立するかどうかに基づいて、適切に選択されるものとする。
  • 上記の天体(主点と、主点に続く、或いは、先行するアングルに共通するルーラー)が、主点やアングルと合、或いは、アスペクトを形成するなら、上記の天体はさらに強いと考えることができる。
  • 上記の天体が、主点とともに、アングルの中にあるとき(アンギュラーの位置にあるとき)、特に、ASC或いはMCにあるとき、上記の天体は最も強いものと考えることができる。

参考文献

[Morin] Jean Baptiste Morin, Astrologia Gallica Book 25 - Universal Constitutions of the Caelum, Translated from the Latin by James Herschel Holden, M.A., American Federations of Astrology (AFA), Inc (2008).

astrology/マンディーン・チャートのルーラー.txt · 最終更新: 2010/01/31 15:28 by Kensuke Hoshitani
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