8月30日投票の衆議院選挙では、選挙時点で野党であった民主党が308議席を獲得し、社民党、国民新党とともに与党となった。上に書いた3月23日時点の考えでは、春分図では、来る衆院選挙において与党と野党のいずれが有利かを春分図のみから導くことは難しいとしていた。選挙の結果を受けて、春分図を見直し、春分図から野党有利のサインをどう読みとるべきかを、後付けで考察する。
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[Morin] Jean Baptiste Morin, Astrologia Gallica Book 25 - Universal Constitutions of the Caelum, Translated from the Latin by James Herschel Holden, M.A., American Federations of Astrology (AFA), Inc (2008).
まず、春分図の
主点(Principal point)は太陽である。
主点である太陽のルーラーは火星である(ドミサイル・ルーラー)。火星はASCのルーラーでもある。火星は、魚でトリプリシティのディグニティをもち、5ハウス(サクシーデント)にあって、強いと言える・
太陽に続くアングルは、DESであり、そのルーラーは、金星である。金星は、牡羊にあってデトリメントであり、6ハウスのケーデントにあって、弱い状態にある。
火星と金星は、ドミサイルとエグザルテーションのルーラーを交換している。これは、火星がチャートのルーラーであることを後押しする。
火星が、チャートのルーラーであるので、争い、闘争、力の行使といったことがテーマとなりやすいと言える。
ASCのルーラーが火星であり、火星は5ハウスにあるから、国民の怒り、力の行使の行き場は、選挙(5ハウス)へと向う。選挙における国民の怒りの表出や力の行使は、えてして与党に向かいやすいものであり、そうしたことが一年のテーマとなっていることは、与党自民党には不利に働く可能性が高い。
3/23の記述の通り、11ハウス(議会、特に衆議院)のルーラー水星が、5ハウス(選挙)にあり、月が水星とのセクスタイルで近づいている。このことは、ASCルーラーの火星が5ハウスにあることとともに、国民の選挙に対する 関心の強さを現している。追記(11/24):選挙すること自体に大きな関心が集まった一年であった。
3/23の記述の通り、与党10ハウスにはテールがあり、野党4ハウスにヘッドがある。この点からは野党有利。
3/23の記述の通り、5ハウスルーラー木星が4ハウスにあるのは、野党有利を示しているのだろう。
3/23の記述では、10ハウスと4ハウスのルーラーの状態に関しては、与党やや有利としたが、これは逆で、野党有利とすべきなのかもしれない。
まず、与党10ハウスのルーラーである太陽は、ケーデントに落ちつつある位置(落日の位置)にあると見た方がよいのかもしれない。それに対し、野党4ハウスのルーラー土星は11ハウスにあり、強い。
エセンシャルなディグニティは、太陽は牡羊でエグザルトしており、乙女でペリグリンの土星よりも、質は良いが、選挙での強さは、質の良し悪しではなく、力の大小が問題である。その意味で、11ハウスにあり、チャートのより高い位置にある土星(野党)の方が有利と見るべきなのだろう。
月(国民の関心)のアスペクトについては、3/23の記述では、野党がやや不利としたが、以下に示すように、このことに関しては再検討が必要なのだろう。
まず、3/23の記述では、月が、野党4ハウスのルーラー土星とのトラインから離れ、5ハウス水星とのセクスタイルへと近づいており、土星と水星がオポジションであることは、野党に不利であることを示すと書いた。
しかし、野党の不利を表しているとは言えない別の読み方も可能である。すなわち、11ハウスの土星は議会(11ハウス)での障害、遅滞を現している。これは、野党4ハウスが引き起こした衆議院と参議院のネジレ現象によるものである。しかし、国民の関心はもはやそこには留まっておらず、その先の選挙での決着(5ハウス水星)へと向かっているという解釈する。そう考えると、月が野党(4ハウス)のルーラー土星とのトラインから離れつつあることは野党の不利を現しているとは言えなくなる。